ストップ/手仕舞い

2007/01/09

ギャップ対応ストップ

ストップポイントを設定して、そこに達したら必ず手仕舞うことができるようになれば、それ以外の投資の側面はそれほど重要ではなくなる。そして、損切りできる規律を身につければ、一流のトレーダーや投資家が多くの時間を割く部分、つまり利益を伸ばすということに注目できるようになる。
魔術師たちの投資術、P257

ちょっと遅くなったけど、あけましておめでとう!

冬休みは、パソコンが壊れたのをいいことに、全然記事も更新せず、のほほんと過ごしてしまったので、ここでお会いするのは少しひさしぶり。

昨年は、「システムトレードのことを人に伝える」という意味では初めての年だったけど、おかげさまで予想を上回るアクセス数やセミナー受講者数に恵まれて、本当にハッピーな1年だったなぁ...

今年は、昨年以上にセミナーや勉強会などの対外的な活動を活発にしていこうかなぁと目論んでいるので、「マイペースに生きてみたい!」というあなた、よかったらご一緒しましょう(^o^)

そんな訳で今年も応援よろしく!!

新年一発目のネタは、昨年コメントをいただいていたのに、うっかり直し忘れていた「ギャップ発生時のストップ」について。

このブログで作ってきたシステムは、ストップシグナル(W列)が”ストップ”になったとき、ストップ価格(V列)をストップ落値(Y列)として使っていたけど、ストップ価格を飛び越えて寄り付いたとき、本来始値の価格でストップにならなければいけないのに、ストップ価格でストップした計算をしていて、不正確。

そこで、買いのときはストップ価格よりも始値の方が安いときは始値をストップ落値として扱い、売りのときはストップ価格よりも始値の方が高いときは始値をストップ落値として扱う処理を追加する必要がある。

早速、組み込んでみよう。

ストップ価格と始値の比較は、ストップ落値(Y列)で行う。

Y58に「=IF(OR(AND(M58=1, X58=0), AND(X57>=1, X58=0)), IF(L57=1, IF(V58>C58, C58, V58),IF(C58>V58, C58, V58)), "")」を入れる。

前半部分は以前と変わらないけど、後半が変更された部分。

シグナルが買い(L57=1)のときは、ストップ価格(V58)と始値(C58)を比較して、ストップ価格の方が大きければ始値(C58)、小さければストップ価格(V58)をストップ落値として使う。

反対に、シグナルが買いでない、つまり売りのときは、ストップ価格(V58)と始値(C58)を比較して、ストップ価格の方が小さければ始値(C58)、大きければストップ価格(V58)をストップ落値として使う。

それから、Y58をコピーして、Y59~Y791にペースト。

インパクト21(9944)だと、2004/7/7(Y285)でストップ価格より安い寄付が発生しているので、今回の修正の変化が確認できる。

インパクト21(9944)のギャップ対応ストップ後の利益曲線

ギャップが発生していた分だけ、少し利益を水増ししていたので、ちょっとだけ利益が減ってしまった。

この修正を他の3銘柄に対しても行うのをお忘れなく。

Excelトレードシステムは、このようにベースシステム部分に修正が入ると、全銘柄の修正を行わなければならないため、とても面倒なんだよね(-_-u...

プログラミング言語(ExcelでもVBA)を使えば、ベースシステム部分の共通化ができるけど、その分入門のしきいが高くなるのがジレンマだなぁ。

もう少ししたら、このブログでプログラミング言語によるトレードシステム開発ネタをやるかどうか、アンケート取ってみようかな?

次回は、いつもの続きに戻って、もう少し突っ込んだポジションサイジングの最適化について。

ではでは(^_^y

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mixi日記でシステムトレード以外のネタを書いているのでどうぞ

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2006/12/26

ストップの最適化

損切りにしても利益を確定するにしても、手仕舞いは市場で収益を得るためのカギを握るところである。
魔術師たちの心理学、P301

アフターフォロー勉強会に参加された方達からたくさんリクエストがあったので、「マイペースなシステムトレーダー新年会」を1/13(土)にやろうかな(^o^)

真っ昼間から、新宿の飲み屋で「2007年のシステムトレード目標」を参加者全員で作って、べろんべろんになりながら夢とか語り合っちゃったりしたら何だか楽しそう。

今からだと、場所を押さえられるかどうか分からないけど、どのぐらいリクエストがあるか知りたいので、希望するあなたはこちらの申し込みフォームを送ってね

募集締め切りは、12/31(日)まで。参加費用は、5,000円前後かなぁ。

ちなみに、人数が多過ぎるときは、先着順になるのでお早めに。

年末はランキングが空くのでラッシュをかけてみようかな?

今回は、ストップの最適化。

ストップを最適化するときは、シャープレシオと利益曲線を使う。

もっと本格的にやるときは、過去の勝ちトレードと負けトレードから勝敗の分岐点となるストップ額やMAE倍ストップ幅、ATR倍ストップ幅の傾向をデータマイニングするんだけど、現時点では簡単なもので十分。

何せ、まだ●●ワ●●テ●●をやっていないので...

これは来年になっちゃうかな?

まぁ、それはひとまず置いといて、まずストップ最適化用のテーブルを作る。

テーブルの左上となるBG2にシャープレシオである「=D46」を入れる。

これまでテーブルで2つの値の組み合わせの最適化をしてきたが、今回はストップ率だけの最適化なので、多少テーブルの使い方が異なる。

右方向にダミーの入力候補として1を入れ、下方向にストップ率の入力候補を0.5%~30.0%まで0.5%刻みで入れる。

次に、BG2からBH62までをドラッグかSHIFTクリックで選択し、「データ(D)」メニューから「テーブル(T)」を選ぶ。

「行の代入セル(R)」にダミーのセルとしてどこか適当な空白のセルをクリックし、「列の代入セル(C)」にはストップ率である「$D$5」をクリックする。

すると、こんな感じでストップ率毎のシャープレシオが自動計算される。

ストップの最適化

ちなみに、テーブルを残したまま編集をすると、毎回テーブルの再計算が入り、結構Excelが重くなるので、「ツール(T)」メニューから「オプション(O)」を選び、「計算方法」タブの計算方法で”テーブル以外自動計算(T)”を選択しておくと編集のたびに自動計算が走らなくなって快適。

テーブルの自動計算を解除

ただし、テーブルの自動計算が行われなくなるので、意識的に再計算(F9キーで実行)を行う必要が出てくるので注意。

さて、テーブルを見ると、25.5%以上において、シャープレシオが最大の113.11%となっている。

これは、25.5%以上はストップが働いていないことを意味する。

つまり、25.5%というストップ幅は、魔術師たちの0心理学のPxxxで言うところの「MAE(最大逆行幅)」である。

この最も深いストップ幅である25.5%に設定すれば、このシステムにおいて、最もリターンとリスクが高く、最も期間が長いトレードを行うことになる。

深いストップ幅の利益曲線

あなたのリスク許容度が高い場合は、このストップ率を選択すればいい。

ただし、もう少し安定した利益を望むのであれば、ストップ幅を縮めることでドローダウンを抑えることもできる。

これには、ストップ幅分布と利益曲線のバランスを取る必要がある。

まずは、ストップ幅分布を見てみよう。

ストップ幅分布は、一次元のグラフで見る(ここでは折れ線グラフを使用)。

ストップ率の分布

これを見ると、4.5%および16.5%~25%の間でシャープレシオが高い。

これで大体の当たりを付けたら、後は利益曲線の形で選ぶ。

最も浅いストップ幅である4.5%だと、割とシャープ(平らに近い)利益曲線を描く。

浅いストップ幅の利益曲線

16.5%~25%の中間となる19.5%だと、4.5%よりはドローダウンが大きく、でこぼこしているが、ストップ幅分布の幅が広いので、堅牢なストップと見ることもできる。

中間のストップ幅の利益曲線

これらのうち、どれを選ぶかは、あなたの趣味(継続可能なトレード時間とリスク許容度)次第だ。

なお、利益の大きさは、ポジションサイジングでコントロールできるので、単一システムであれば、より安定した利益曲線を選ぶのが賢明とも言える。

反対に、複数システムの合成によりドローダウンは緩和できるので、複数システムを前提とするなら最も大きな利益のものを選ぶことが利に叶っているかも知れない。

どの戦略を選ぶにしても、あなたの「トレード可能な資金量」と「リスク許容度」がキーポイントだ。

一応、私の好みで4.5%を選んでおく。

次回は、ストップ幅を考慮に入れたポジションサイジングの最適化をしてみようと思う。

ではでは(^_^y

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2006/12/18

比率ストップ

比率によるストップ
仕掛けのときの価格から一定のパーセントだけ押し目をつけたところにストップを入れる場合がある。

魔術師たちの心理学、P315

ガーンッ!!

先週の終わりにデスクトップパソコンのデータが壊れた...

トレード自体は、ノートパソコンでできるからいいけど、これまで作ってきたトレードシステムや編集中のセミナーDVDデータ(もう出荷寸前だったのに...)がバックアップしきれてなくて、幾つか消えてしまった。悲しすぎる(T_T)...

RAID-1でミラーしていたので、ディスクのハード故障にはある程度強いはずなんだけど、「データそのもの」が壊れる今回のようなケースでは、まるで役立たず。

まぁ、起こってしまったことをくよくよしてもしゃーないので、週末に入れ替えをした。

データがなくなったのは悲しいが、いるものと一緒にいらないものもなくなって、終わってみればちょっとスッキリ。

こないだ部屋の掃除をした後、いい話がたくさん来たので、たぶん今回もパソコンがキレイに掃除されて、またいい話が来るかもしれないなぁ...と思うことにしよう。

ランキングも景気よくなるかも知れない(^o^)

今回は、ストップを見直していこう。

現状、金額ベースでストップを設定しているため、銘柄毎にストップがメチャクチャになっている。

その様子は、終値とストップ額をグラフにするとよく分かる。

■インパクト21(9944)

インパクト21(9944)の終値とストップ額のグラフ

■高速(7504)

高速(7504)の終値とストップ額のグラフ

■富士ソフト(9749)

富士ソフト(9749)の終値とストップ額のグラフ

■三菱自動車工業(7211)

三菱自動車工業(7211)の終値とストップ額のグラフ

うーん、9749以外は、ほとんどストップがかかってなくて、ストップの意味がまるでないなぁ...

...という訳で、銘柄の金額に左右されず、もっともお手軽な「比率ストップ」に切り替えてみる。

まず、C5を「ストップ率」に修正し、D5に「10%」を入れる。

ストップ率

次に、ストップ価格(V列)を修正する。

V58を「=IF(L57=1, U58*(1-$D$5), IF(L57=-1, U58*(1+$D$5), ""))」に修正。

この式は、買い(L57=1)のときは最大終値(U58)からD5(ストップ率)を引いた額をストップ額にし、売り(L57=-1)のときは最大終値(U58)からD5(ストップ率)を足した額をストップ額にしている。

これで、終値に対する比率でのストップを実現する。

その後、V58をコピーして、V59~V791にペースト。

これを全システムに対して行うと、利益曲線は以下のようになる。

■インパクト21(9944)

インパクト21(9944)のストップ修正後の利益曲線

■高速(7504)

高速(7504)のストップ修正後の利益曲線

■富士ソフト(9749)

富士ソフト(9749)のストップ修正後の利益曲線

■三菱自動車工業(7211)

三菱自動車工業(7211)のストップ修正後の利益曲線

7211以外は、ストップ修正前より利益が悪くなっているけど、今回のところはストップが有効に働くことを確認するだけの段階で放っておこう。

これで期待値分布以外はシステムがまともに使える状態になったので、次回はシグナルやストップの最適化をしてみよう。

ではでは(^_^y

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2006/08/31

トレイリングストップの評価

トレイリングストップを引き上げ、初期リスクを減少させることで利益を得る機会も見逃している場合がある。代わりに小さな損失で終わるだけである。
魔術師たちの心理学、P329

為替王さんと抜きつ抜かれつつのデッドヒート!(^o^)

いきなり愚痴ですまない。でも、言わせてくれい。

アフィリエイトやトレードシステム販売のトラックバックが多くて、正直困る。

特に、トレードシステム販売の売り文句が、そもそもおかしい。

「システムトレードだから誰でも儲けられます」って、そんな心理面をまったく無視するような輩の作ったトレードシステムが有効な訳がない(たとえコンピュータで全自動注文にしていたとしても、だ)。それに、システムトレードの心理面を理解しているなら、トレードシステムの販売なんて愚かな行為はまずしないものだ。

つーか、トラックバックはさぁ、そもそも関連する記事や引用を口コミするためのものすごく有意義な仕組みなんだから、そこら辺ちゃんと分かった上で有効に使いなよ。「アクセス数泥棒」のようなケチな真似やめようや。信用落としてビジネスできなくなるぞ。

そんな訳で、このブログをご覧のあなたも、明らかに記事と関係ないトラックバックが残っていても、決してクリックしないよーに。

んじゃ、本編いくとしますか。

前回でトレイリングストップを組み込んだ訳だが、利益曲線がどういう結果になるか見てみよう。

まずは、トレイリングなしのストップの場合。

とある方法を使って、最高のパフォーマンスが出るストップ額\26にすると、累積損益は-\2,560.56とマイナス。

トレイリングなしのストップの利益曲線

次に、トレイリングストップの場合。

最高のパフォーマンスが出るストップ額\85にすると、累積損益は-\3,407.79とやはりマイナス。

トレイリングストップの利益曲線

トレイリングストップを使った方が悪いとは...

ダメだ、こりゃ(-_-u

ん?でも、こうしてチャートとトレイリングストップの形を見ると、シグナルストップをなくして、トレイリングストップだけでストップするようにしたら、結構利益出そうな感じだなぁ...

という訳で、次回はシグナルとストップを少し見直してみようと思う。

ではでは(^_^y

p.s.mixiの招待状、送ってますよ~。

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2006/08/30

トレイリングストップを組み込む

トレイリングストップについて重要な点は、手仕舞いのアルゴリズムが自分に有利なほうに動くように絶えず手仕舞いを調整することにある。その動きは利益を生まないかもしれないが、損失の可能性を減少してくれるはずだ。
魔術師たちの心理学、P329

うひゃー、ナント為替王さんを追い越してしまった!

ついにEURJPYが150円台に乗っかってきたね...

昨日は、150円突破した直後、ずるずると下がって、148円代まで下げた模様(リアルタイムでは見ていないのであまり実感ないが)。

おとといの朝、EURJPYを18万通貨ほど買ってみた(つーか、システムが買えといったので買った)けど、この下げでさすがにストップがかかって10万円ほど持ってかれた(T_T)

...ま、トレード続けてれば、こんなことはよくあることだな...

んで、今日は、前日の下げをまるっと忘れたかのように、軽々と150円を突破してきやがった(-_-+

...大台ストップフィルタでも作るか(^_^)

さてさて、セミナーもひと段落したので、トレイリングストップを入れてみよう。

これでよくならなかったら、適当な移動平均と適当な定額ストップではダメなので、機能する概念からアプローチし直すとしよう。

まず、トレイリングストップを作り込む前に、シグナルが逆になりっぱなしでわかりにくいので、これを直しておこう。

I77を「=IF(H77>F77, -1, 1)」に入れ替え、I77をコピーし、I77~Ixxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、I794までペースト。

ちなみに、この状態でのトレイリングなしのストップは、終値とストップ価格をグラフ化してあげるとこんな感じ(ストップ価格は見やすくするために\500で設定)。

トレイリングなしのストップ

次に、損益(N列)とストップ価格(O列)の間に、最大の終値を追跡する列を追加する。

O列最上部の”O”と書かれた灰色の列表示枠で右クリックをして、「挿入」を行えばOK。新しいO列が追加される。

O51に「最大終値」と入れて、O78に「=IF(I76<>I77, F77, IF(I77=1, MAX(O77, F77), IF(I77=-1, MIN(O77, F77), "")))」を入れてみる。

これは、おとといのシグナル(I76)と昨日のシグナル(I77)が異なるときは昨日の終値、そうでない場合は、昨日のシグナル(I77)が買い(1)なら昨日の最大終値もしくは昨日の終値のうち、大きい方を最大終値とし、昨日のシグナルが売り(-1)なら昨日の最大終値もしくは昨日の終値のうち、小さい方を最大終値とするという式。

つまり、シグナルが反転したときは、終値を最大終値とし、シグナルが変わっていない場合は、買いなら前回の最大終値と終値の大きい方を最大終値とし、売りなら前回の最大終値と終値の小さい方を最大終値とするということ。これにより、

これが、トレイリングストップの基礎となる。

全期間の最大価格を出すために、O78をコピーし、O58からOxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、O794までペースト。スキマなく埋まるはずだ。

最後に、この最大終値からトレイリングするストップ価格を計算する。

P78に「=IF(I77=1, O78-$D$4, IF(I77=-1, O78+$D$4, ""))」を入れる。

これは、昨日のシグナル(I77)が買い(1)なら当日の最大終値(O78)からストップ額(D4)を引いた価格をストップ価格とし、昨日のシグナル(I77)が売り(-1)なら当日の最大終値(O78)にストップ額(D4)を足した価格をストップ価格とするという式。

これで、ストップが最大終値をトレイリングするようになる。

グラフ化してみると一目瞭然。価格を追従しているのがよく分かる。

トレイリングあり

さぁ、利益曲線はどうなるかな?

続きは次回。

ではでは(^_^y

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2006/08/25

ストップの評価

よくあることだが、思いつきの数字を設定することは、ストップを入れた結果、大きな利益の可能性を逸してしまうことにつながら。
魔術師たちの心理学、P315

少し前から、念願の為替部門ランキングに進出(現在16位)。少し上には、為替王さんのような有名な方もいて、「あぁ、ついにここまで来たんだな」と感慨深い感じ(^_^)

でも、記事の更新休んでたら、ポイントずいぶん下がっちゃった(^_^u...

こんなちゃらんぽらんでマイペースな私だがよかったら応援プリーズ(^_^)

さぁ、いよいよストップも終盤戦。

既存の「損益」「累積損益」「利益取引」「損失取引」をストップ対応させて、利益曲線がどうなるかを評価してみよう。

損益は、手数料計算がストップ込損益に含まれ必要なくなるので、手数料をマイナスしているところを削る。N79が「=IF(M79="", "", IF(I77=1, M79-L78, L78-M79))」という式になる。N79をコピーした後、N79~Nxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、N794までペースト。

累積損益は、ストップ込損益(T列)の累積を出すように変更する。U79が「=U78+IF(T79="", 0, T79)」という式になる。U79をコピーした後、U79~Uxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、U794までペースト。

利益取引(W列)と損失取引(X列)は、ストップ込損益(T列)を元にするように変更する。W58に「=IF(T58>0, T58, "")」、X58に「=IF(T58<0, T58, "")」を入れ、W58とX58を同時に左ドラッグで選択してコピーした後、W58~Wxxx(xxxはデータ数によって変わる)まで選択してペーストする。日経平均4年分だと、W794までペースト。W列とX列が同時にコピーされるはずだ。

これで、晴れてストップ込の利益曲線が表示されるようになる。

ストップ込利益曲線

さて、ストップ額(D4)が\100のままだと、トータルがマイナスなのでイマイチ。

ここで、とあるExcelのテクニックを使って、最適なストップ額をシミュレーションしてみると...

最適のストップ額は、\400でほぼ最適になるらしい。

「最適なストップ額ってどうやってシミュレーションするの?」

それは...今はナイショ(^_^)

もうちょい後の回で、このテクニックを伝授するので、それまで首を長くして待っててね。

...んー、ストップ額を最適にしても、マイナスのままだなぁ(-_-u...

ストップ額最適化後利益曲線

一応、ストップなしのときよりは3割ほどマイナスは減っているが、どちらにせよ、これじゃ使い物にならんなぁ。

さすが日経平均、一筋縄じゃいかないようだ。

やはり、適当な移動平均と適当な定額ストップではダメなようなので、次回、トレイリングストップへの変更をやってみて、ダメだったときは、機能する概念からアプローチし直すとしよう。

ではでは(^_^y

p.s.Amazonショップを作ってみた。これ、なかなかいいね。

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2006/08/24

ストップの面倒なところ

わたしの意見では、トレーディングシステムを持っていると言える人とは、マーケット参入時にいつ撤退するのか知っている人である。
魔術師たちの心理学、P302

先週から、FXA証券のシステムがやたらと遅かったり、止まったり、繋がらなかったりで、マジで参った。

一番困ったのは、注文を出しても、数分間、執行されない...

んで、執行完了したら、とんでもない高値(安値)掴みしてて、いきなりえらいマイナスやんけ(-_-+

しかも、注文が出てないと思って、何度かやり直していたせいで、システムが指示した倍(54万通貨)もAUDJPYを買ってるし(-o-+

ポジションサイジングの意味ないじゃんかよぉ!

とりあえず、プラマイゼロの時点で27万通貨は決済できて、システムの指示通りの運用に戻れたので、事なきを得たけど...この落とし前、どうつけてくれんのよ、FXAさんよぉ(ガラ悪っ!)。

FXAって、ツールやテクニカル指標はかなりイケてるのに、こういうダウン時には何も告知しないから不親切でイヤだな。システム情報はいつ見ても無邪気に「システム正常稼動中」ってキレイな緑色してるだけだし(どこが正常やねんってディスプレイにきついツッコミ入れそうになるなぁ)。

ちなみに昨日、とある未公開株案件でFXAのとなりのオフィスにいったので、廊下を歩いていたFXAスタッフを捕まえてうかがったところ、クライアントのバージョンアップに失敗していたとの模様。「うーん、でも、あの挙動は、サーバー側にも問題ある気がするんだけどなぁ」とツッコミを入れたら、開発トップの方を紹介されて、最終的には「うちで働いてもらえませんか?」という謎の結論に(^_^)

今も証券会社向けツールの開発に携わっているけど、FXAも面白そうだなぁ。今度、探りを入れにいってみよっと。

今回の1件があった後、マネーパートナーズCMS FOREXにアカウントを作ってみた(他にも外為どっとコムやトレーダーズ、ひまわりなどいろいろアカウント持っているけどどこも手数料高いんで)。

他にも、為替ブローカーで耐久性のいいところあったら、ぜひご連絡をm(_)m

ま、FOMC発表前のようなシステムが不安定になる時期には、注文を出しちゃイカンという、これも大事な教訓なのかもね。

さて今回は、ストップの続き。割と面倒なところなのでじっくり注意して見てね。

Q列の「ストップ保有期間」は、Q51に「ストップ保有期間」を入れ、最初にストップがかかるQ79に「=IF(P79="ストップ", 0, IF(J79=1, 1, IF(Q78=0, 0, J79)))」という式を入れる。

これは、ストップシグナル(P79)が”ストップ”のときは0(=ポジション無し)を表示し、そうでなければ、シグナル保有期間(J79)が1のときは1になり、1でないときは前日のストップ保有期間(P78)をチェックし、0なら0、そうでなければシグナル保有期間(J79)をコピーする。

これも簡単に言えば、ストップシグナルが出ているときは即ポジション無しにし、ストップシグナルが出ていないときは、ポジション継続中のどこかでストップが出たときは以降をポジション無しに、いずれでもなければポジションをそのままキープするということ。

シグナルのみのときは、シグナル保有期間の間、ずっとポジションを持ったままなので、この列や式は必要ないが、ストップを入れることで、シグナルが反転するよりも前にポジションが途中でなくなることになる。これを記録しておかないと、1度ストップシグナルが出た後、再度ストップシグナルが出た場合やシグナルによる決済が出た場合、すでにポジション無しになっていることが判別できなくなり、正しく損益計算ができなくなるので、この列はかなり重要。

全期間のストップ保有期間を出すために、Q78をコピーし、Q58からQxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、Q794までペースト。ポジション有無ががスキマなく埋まるはずだ。

R列の「ストップ落値」は、R51に「ストップ落値」を入れ、最初にストップがかかるR79に「=IF(OR(AND(J79=1, Q79=0), AND(Q78>=1, Q79=0)), O79, "")」という式を入れる。

これは、シグナル保有期間(J79)が1かつストップ保有期間(Q79)が0、もしくは、前日のストップ保有期間(Q78)が1以上かつ当日のストップ保有期間(Q79)が0の場合は、ストップ価格(O79)を出し、そうでないときは何もしない。

1つ目の条件は、シグナルがドテンしたその日のうちにストップがかかったことを示す。2つ目の条件は、シグナルがドテンしたとき以外のストップがかかったことを示す。

全期間のストップ落値を出すために、R85をコピーし、R58からRxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、R794までペースト。ストップのかかるタイミングのみ埋まるはずだ。

ストップ保有期間、ストップ落値

S列の「ストップ損益」は、S51に「ストップ損益」を入れ、最初にストップがかかるS79に「=IF(R79="", "", IF(I78=1, R79-L79, IF(I78=-1, L79-R79, "")))」という式を入れる。

これは、ストップ落値(R79)が空の場合は何もせず、空でないときは前日シグナルが買い(=1)のときはストップ落値(R79)から建値(L79)を引いた額、前日シグナルが売り(=-1)のときは建値(L79)からストップ落値(R79)を引いた額をストップ損益としている。

全期間のストップ損益を出すために、S85をコピーし、S58からSxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、S794までペースト。ストップのかかるタイミングでストップ額に設定した-\100で埋まるはずだ。

T列の「ストップ込損益」は、T51に「ストップ損益」を入れ、最初にストップ損益が出るT79に「=IF(I77=I78, IF(S79="", "", S79-$D$2), IF(S79="", IF(Q78=0, "", N79-$D$2), IF(Q78=0, S79-$D$2, N79+S79-$D$2)))」という式を入れる。

これは、式の条件がややこしいので、ツリー構造でパターンを説明する。

ストップ込損益
 ├おとといのシグナル(I77)と昨日のシグナル(I78)が同じ
 │ ├ストップ損益(S79)が空のときは何もしない
 │ └そうでないときはストップ損益(S79)-手数料(D2)を表示
 └おとといのシグナル(I77)と昨日のシグナル(I78)が異なる
   ├ストップ損益(S79)が空のとき
   │ ├前日のストップ保有期間が0のときは何もしない
   │ └そうでないときはシグナル損益(N79)-手数料(D2)を表示
   └ストップ損益(S79)が空でないとき
     ├前日のストップ保有期間が0のときはストップ損益(S79)-手数料(D2)を表示
     └そうでないときはシグナル損益(N79)+ストップ損益(S79)-手数料(D2)×2を表示

これは、シンプルに書き直すと、こういう構造になる。

ストップ込損益
 ├シグナルはポジション継続中
 │ ├当日ストップがかかっていればストップ損益のみ
 └シグナルはドテン
   ├当日はストップがかかっていないとき
   │ └過去すでにストップ済みでなければシグナル損益のみ
   └当日はストップがかかっているとき
     ├過去すでにストップ済みでなければストップ損益のみ
     └そうでないときはシグナルとストップの両方の損益を合計

実際、私もストップで散々バグを出した後、結果的にこのシンプルな構造を設計することで無事ストップを組み込めたので、複雑な処理の部分は、プログラミングを行う前に論理的な情報整理をすることがすごく大事だと思う。

全期間のストップ込損益を出すために、T79をコピーし、T58からTxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、T794までペースト。ストップもしくはシグナルのかかるタイミングで上記パターンの損益額が埋まるはずだ。

ストップ損益、ストップ込損益

さて、ここまでで、ストップに必要な情報はそろったので、続きは次回。

次回は、既存の「損益」「累積損益」をストップ対応させて、利益曲線がどうなるかを評価してみる予定。

ではでは(^_^y

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2006/08/21

シンプルなストップ

売買概念にとって大切なのは、予想どおりにいかないとき、そうと分かることだ。
魔術師たちの心理学、P106

先週の水曜日から、更新がパタっと止まってしまい、申し訳ない。

不覚にも、大風邪を引いてしまった...

mixi日記にも書いたが、昼間の仕事もブログもセミナーの準備もその他もろもろ気になったが、思いきってしっかり休むことにした。

体調と心はリンクしているので、調子が悪いと、システムを守るのも億劫になり、トレードの成績も悪くなりがち。

あなたも体調管理には十分ご注意を。

さて、長らくお待たせの本題。

前回の予告通り、システム評価をやりやすくするために、総損益をプラスにするためのストップを入れてみる。1回では終わらないので、3回ぐらいに分けて作り込んでいく。

とりあえず、話をシンプルにするために、定額ストップでやってみよう。ちなみに、トレイリングストップではなく、ただのロスカットを行うストップなのでお間違えなく。

最初に、ストップ額のパラメータ欄を作る。

C4に「ストップ額」と入れて、D4に適当なストップ額として適当に\100とか入れておく。

ストップ額

次に、ストップ計算のために必要となる「シグナル保有期間」列を追加する。

シグナル(I列)の右側に新たな列を1列挿入する。J列最上部の”J”と書かれた灰色の列表示枠で右クリックをして、「挿入」を行えばOK。新しいJ列が追加されるはずだ。

列の追加後、J51に「シグナル保有期間」を入れ、シグナルが出て、最初に売買するJ78に「=IF(I77=0, 0, IF(I76=I77, J77+1, 1))」という式を入れる。

これは、昨日のシグナル(I77)が0なら保有日数は0(=ポジション無し)にリセット、そうでなければ、おとといのシグナル(I76)と昨日のシグナル(I77)が同じときは前日の保有日数(J77)にプラス1、おとといと昨日でシグナルが変わっていれば1にリセットという動作をする。

これにより、シグナルが変わらない間、つまりポジション継続時は、保有日数がプラス1され続け、シグナルがドテンしたときは1にリセットされる。ちなみに、シグナル無しになった時点で0にリセットされるが、これは今のところ使い道がないが、ドテン以外のシグナルを使うときは必要なのでフライングで入れておいた。

全期間のシグナル保有期間を出すために、J78をコピーし、J58からJxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、J794までペースト。スキマなく埋まるはずだ。

シグナル保有期間

その次は、「ストップ価格」「ストップシグナル」「ストップ保有期間」「ストップ落値」「ストップ損益」「ストップ込損益」の6列を追加する。

損益(N列)と累積損益(O列)の間に6つの新たな列を挿入する。N列最上部の”N”と書かれた灰色の列表示枠で右クリックをして、「挿入」を6回行えばOK。新しいO列~T列が追加されるはずだ。

O列の「ストップ価格」は、O51に「ストップ価格」を入れ、建値が有効となるO78に「=IF(I77=1, L78-$D$4, IF(I77=-1, L78+$D$4, ""))」という式を入れる。

これは、昨日のシグナル(I77)が1(=買い)のときは、建値(L78)からストップ額(D4)を引いた価格をストップ価格とし、昨日のシグナル(I77)が-1(=売り)のときは、建値(L78)にストップ額(D4)を足した価格をストップ価格とし、シグナルが1でも-1でもないときは何もしない。

全期間のストップ価格を出すために、O78をコピーし、O58からOxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、O794までペースト。建値が有効となっていればスキマなく埋まるはずだ。

なお、このストップ価格(O列の値)が、実際にストップ注文を入れる際のストップ価格となる。

P列の「ストップシグナル」は、P51に「ストップシグナル」を入れ、最初にストップがかかるP79に「=IF(OR(AND(I78=1, E79<=O79), AND(I78=-1, D79>=O79)), "ストップ", "")」という式を入れる。

これは、昨日のシグナル(I78)が1(=買い)でかつ安値(E79)がストップ価格(O79)以下だったとき、もしくは、昨日のシグナル(I78)が-1(=売り)でかつ高値(D79)がストップ価格(O79)以上だったときは、”ストップ”を出し、そうでない場合は何もしない。

簡単に言えば、その日のシグナル方向とは逆方向の値動きがストップ価格を突破したら”ストップ”を出すということ。

全期間のストップシグナルを出すために、P85をコピーし、P58からPxxx(xxxはデータ数によって変わる)までペーストする。日経平均4年分だと、P794までペースト。ストップのかかるタイミングのみ埋まるはずだ。

ストップ価格とストップシグナル

とりあえず、今回はここまで。

次回は、「ストップ保有期間」「ストップ落値」「ストップ損益」「ストップ込損益」を作る予定。

ではでは(^_^y

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2006/06/23

ストップのテスト結果

利食いを利用して利益を最大にすることを念頭に置くべきである。
魔術師たちの心理学、P327

おとといのストップの続き

ストップのアルゴリズムをいろいろ紹介したけど、実際にこれらアルゴリズムがどのような結果を出すのかビジュアルに見てもらった方が、きっとわかりやすいはず。

という訳で、ストップとストップの元となるパラメータを変えたときに、利益曲線がどのように変化するのかをどうぞ~。

なお、純粋にストップによる違いを見てもらうため、ストップ以外の条件は全て以下の内容で同一。

 【テスト期間】 2002/6~2006/6(4年)
 【時間軸】 日足
 【銘柄】 EURJPY
 【証拠金】 10万円
 【スワップ】 買い97円、売り102円(全期間で固定)
 【手数料】 なし
 【スプレッド】 5銭(全期間で固定)
 【スリッページ】 3銭(全期間で固定)
 【売買シグナル】 ナイショ
 【売買方法】 ドテン ※シグナルが反対売買のときに決済と新規建てを両方実行
 【売買タイミング】 新規建て/決済共にシグナル発生日の翌日の始値
 【ストップ方法】 終値のトレイリングストップ
 【ストップ注文】 逆指値による自動決済
 【ポジションサイズ】 10,000通貨

シグナルストップ、金額ストップ、比率ストップ、ボラティリティストップ

■シグナルストップ

グラフ紺色「ストップ無」。

シグナルが反対向きになったときにドテン(ストップと反対向きのエントリー)。ようするに、シグナルのみの運用。

トータルでは21万円のプラス(利回り53%)だが、ヘコむ時期は証拠金同額の10万円のドローダウン(100%)が出ているので、結構リスキー。もっとも、そこまでの利益のおかげで追証は発生しないのだが。

ちなみに、グラフ緑色は、シグナルストップに対する回帰直線。

利益曲線と回帰直線の乖離が小さければ小さいほど、安定した利益曲線ということになり、回帰直線に近い利益曲線を「シャープな利益曲線」と呼ぶ。

■金額ストップ

グラフ紫「定額ストップ」。

利益はちょっと良くなって25万円のプラス(利回り63%)。シグナルストップの1.25倍。

ドローダウンは、多少改善されて8万円(80%)。まだまだリスクが大きい。

■比率ストップ

グラフ黄色「損益%ストップ」。

利益が相当良くなっていることが一目でわかる75万円のプラス(利回り188%)。シグナルストップの3.6倍と驚きのパフォーマンスアップ。

しかも、ドローダウンは3.8万円(38%)と金額ストップの半分に。すごくいい感じ。

■ボラティリティストップ

グラフ水色「ボラティリティストップ」。

トータルの利益は、比率ストップとほとんど変わらないが...

実は、こっそりシステムの分析結果がよくなっている。

まずは勝率。比率ストップは55%なのに対して、ボラティリティストップは58%。これは、ボラティリティストップの方が損失を出す回数が減っているため。

次に、損益レシオ(平均損失に対する平均利益の割合)。比率ストップは3.0なのに対して、ボラティリティストップは3.15。ちょっとよくなっている。平均利益は多少落ちているが、平均損失も同時に少なくなっていて、かつ平均利益の方が落ち方が少ない。

その次は、プロフィットファクター(総損失に対する総利益の割合)。比率ストップは3.67なのに対して、ボラティリティストップは4.36。こちらも総利益が多少落ちている代わりに、総損失が同時に少なくなっていて、かつ総利益の方が落ち方が少ない。

その結果、ドローダウンは減少していて、3.6万円(36%)とリスクが少なくなっている。

そうなると、シャープレシオ(総損益に対する最大ドローダウンの割合)も当然ボラティリティストップの方が良くなる。

比率ストップはシャープレシオ4.91で、ボラティリティストップはシャープレシオ5.3。

システムトレードの分析結果に詳しい方なら、この数字に「おっ!?」と思うかも知れない。

このシャープレシオ値は、実はどちらも結構いい数字だったりする。

だから、シグナルやストップのパラメータは、あくまでナイショ(^_^)

参考までに、シグナルストップのときは、勝率40.8%、損益レシオ1.83、プロフィットファクター1.26、シャープレシオ0.54。

改めて、ストップはものすごい威力だなぁ...

ではでは(^_^y

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2006/06/21

意味のあるストップを使う

意味のあるストップを使う
魔術師たちの心理学、P313

今回も前回に引き続き、ストップについて

ストップのアルゴリズムは、いくらでも考えられる。

代表的な例を挙げると...

・エントリー時のシグナルが反対売買を出したところでストップ(シグナルストップ)

・支持線を超えた前後でストップ(支持線ストップ)

・エントリーからの経過時間が一定期間を越えたところでストップ(時間ストップ)

・現在の損益が-n円減少の価格でストップ(金額ストップ)

・現在の損益が-n%減少したところでストップ(比率ストップ)

・現在の損益の増減が値幅(ボラティリティ)のn倍を超えたところでストップ(ボラティリティストップ)

・現在の損益の増減がボラティリティの平均±ボラティリティの2標準偏差を超えたところでストップ(ディブストップ)

・心理的な理由によるストップこないだ紹介した浅いストップはこの例

などなど...

このように、ストップのやり方はいろいろ考えられる。

ただし、意味のないストップもあるので要注意。

たとえば、金額ストップの-n円や比率ストップの-n%は、マーケット的根拠がほとんどなく、トレーダー自身の資金的余裕やリスク許容量、恐怖心などから決定されるため、マーケットやトレンドの流れを反映したものではない。そのため、マーケットやトレンドの波に乗る「これから!」というときに振り落とされたり、撤退するべきときにいつまでも居残ることになる。

反対に、ボラティリティをベースにしたストップは、値動きというマーケットの波を元にしているので、意味のあるストップとして機能しやすい。結果的にテストの結果もいいものが多い気がする(少なくとも私がテストしている範囲では)。

ただ、パッと見は良さそうに見えるストップが、実際にパフォーマンスをテストしてみると、ロクでもない甲斐性なし(笑)だったりすることはよくあるので、「なぜそのストップが機能するのか?」を考えることも非常に大事。

ちなみに、「なぜその~が機能するのか?」を考えることは、ストップに限らず、シグナルやポジションサイジングにも大事なことなので、いつか時間を取って説明したいなぁ。

ではでは(^_^y

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2006/06/20

トレイリングストップ

トレイリングストップについて重要な点は、手仕舞いのアルゴリズムが自分に有利なほうに動くように絶えず手仕舞いを調整することにある。その動きは利益を生まないかも知れないが、損失の可能性を減少してくれるはずだ。
魔術師たちの心理学、P329

少し前のことですが、Yahoo!にも掲載されているFXPGさんのブログでこのブログの記事が紹介されました

あまり意識していない女の子に好かれているような気分で照れくさいけど、悪い気はしません(^_^)...ってわかりにくい例え?

さて、FXPGさんもこないだのストップとポジションサイジングの記事の続きが気になっているようなので、まずはストップについて大事なことから書くとしましょう。

ストップにあまり馴染みのないあなたのために簡単に説明すると、ストップとは損失がある程度出たところで決済をする注文のことです(この行為を「損切り」や「手仕舞い」と呼んだりします)。

同時にストップは、すでに得ている仮の利益を確保するためにも使用されます(この行為を「利益確定」や「利食い」と呼んだりします)。

実際にストップを注文する際は、人の手で行う手動ストップもあれば、特定の価格以下(売りエントリーなら特定の価格以上)になった時点で自動的にストップをかけるストップ注文(逆指値とも呼ばれる)もあります。

さて、新たに買い(もしくは売り)でエントリーした後、ストップする価格を一切変更しなかった場合、ストップは確実に損失となります。

これって、最悪のケースは免れるけど、正直嬉しくない。

損失は減らないし、利益が確保されることもないから。

なので、システムトレードの一般的な考え方では、ストップの価格を損失減少(利益上昇)の方向へと変更していきます。これは「トレイリングストップ」と呼ばれる手法で、まさにトレンドを追従するには理想的なストップの考え方。

たとえば、110円でドル円を買いエントリーした後、終値が115円まで上昇したら、112円にトレイリングストップを設定する(この場合、最悪でも2円の利益が確保される)、もしくは110円でドル円を売りエントリーした後、終値が95円まで下落したら、98円にトレイリングストップを設定する(この場合も最悪でも2円の利益が確保される)といった感じで運用されます(コンセプトを簡単に説明するためにスリッページは省く)。

ただし、損失が減少する方向への変更はOKだけど、損失が拡大する方向への変更は絶対に行わないという大事なルールがあります。さきほどの例で言えば、110円でドル円を買いエントリーした後、終値が115円まで上昇したら、112円にトレイリングストップを設定するが、次に113円まで下落したときに111円にトレイリングストップを再度設定するのはNGということです。

これさえ守っていれば、損失は最小限に抑えられ、利益は最大限に伸ばしていくことができ、まさに「損切りは早く、利は伸ばせ」の格言通り、損小利大が実現できるという訳ですな。変な話、売り買いを適当にエントリーしても、ある程度ボラティリティのあるマーケットなら、トレイリングストップだけで十分勝つことができるでしょう(今度テストしてみよっと)。

「とりあえず、トレイリングストップをすればいいのはわかったよ。で、実際はストップ価格をいくらにするの?」

その答えについては、いくつかのアルゴリズムがあるので、次回紹介の予定。

ではでは(^_^y

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2006/06/19

浅いストップのすすめ

取引のなかで最も重要な要素はトレーダー自身だ。そのトレーダーが100%の力を発揮できない時期に出くわすときがある。この時期はマーケットから撤退すべきだ。
魔術師たちの心理学、P319

先週の水曜日の夜に家族総出で風邪を引いてしまい、木曜日から日曜日まで不覚にもダウン(-_-u...

その間、一切パソコンを立ち上げていなかったので、ブログの読み書きはおろか、トレードすらも停止。

今日、4日ぶりにトレードを再開したところ、水曜日の段階で入れていた保有ポジションのトレイリング・ストップ注文は執行されておらず、幸運にも(?)利益上昇のトレンドが続いていた模様。

とりあえず、トレイリング・ストップ注文の価格を更新できて、ホッと一息といったところでした。

さて、この事件(?)から得た教訓は...

・最後に入れたトレイリング・ストップ注文が最大損失(もしくは最低限の利益)を確定する。

・システムが予測不能となり得る最大の弱点は、自分の手が介在する余地を残すこと。

・システムが自分に依存するなら、システムの出来やパラメータよりも自分の健康の方がよっぽど大事(^_^)

なお、体調を崩したときだけでなく、自分が何らかの理由でマーケットにアクセスできないときは、たとえば現在損益-5%ぐらいの浅いストップへの変更がよいかも知れません。

「そんなときは、ポジションを強制的に手仕舞うんだよ」という諸先輩方の意見もありますが、マーケットに戻ってきたときにトレンドが続いていると「あー、あのとき手仕舞わなければ...」と後悔しやすいので、実際にストップがかかっても悔しくない浅いポイントにストップを置いておくと、今回のようにトレンド継続時には「ラッキー!」てな感じで小さな幸せを感じられます(^_^)

過去、グアムやフィリピンに出かけたときも、この手を使って何度かラッキーを体験したので、私と同じように優柔不断な(笑)あなたに浅いストップはおすすめ!

ではでは(^_^y

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2006/06/14

ストップとポジションサイジングの魔力

損切りできる規律を身につければ、一流のトレーダーや投資家が多くの時間を割く部分、つまり利益を伸ばすということに注目できるようになる。
魔術師たちの投資術、P257

今回は、ストップとポジションサイジングが、損小利大をいともたやすく実現することをご覧にいれましょう(^_^)

題して、「1日30分で利回り85.7%があなたのものに!」(笑)

たとえば、明らかに損失が出ている、こんなシステムがあるとします(グラフは利益曲線)。

基準モデル

このシステムの損失は、3年半で-25万円、年利回りにして-7.14%。

うーん、こりゃ使えない。

そこで、このシステムに、ボラティリティ(30日ATR)の0.6倍のボラティリティ・ストップを入れてみる。ストップは、最大終値に合わせて調整されるトレイリング・ストップ。さぁどうなるか...

ボラティリティ・ストップ

なんと、ストップを入れただけで、3年半で-25万円の使えないシステムが、+28万円を生み出すシステムに大変身(年利回り+11.2%)。もちろん、売買シグナルは一切変更せず。

とりあえず、この段階で負けの確率は相当低くなるので、ひと安心。

更に利益を伸ばすべく、資産の7.3%をリスクとして、保有時の枚数をボラティリティ(30日ATR)の大きさで決定するポジションサイジングを試してみる。資金は150万円を用意。すると...

ボラティリティ・ポジションサイジング

なななんと、3年半で+450万円のシステムができあがってしまう!(年利回り85.7%!)

こんなシステムが、1日30分程度で運用できるなら、あなたは使ってみたいですか?

「それって、ドローダウンがきっついんじゃない?」

いや、それがそうでもない。最大ドローダウンは-28.31%(ちなみにストップやポジションサイジングを行う前のシステムでは、-67.46%と相当危険)。なので、150万円の資金なら、せいぜい42万円強。

割と現実的な最大ドローダウンで大きな利回りが期待できるシステム、一丁あがり!

このように、使えないシステムでも十分使えるシステムに変えてしまう、そんな魔力がストップとポジションサイジングにはある。ということは、最初から勝てるシステムで、ストップとポジションサイジングを取り入れれば...結果はあなたのご想像にお任せするとしましょう(^_^)

では、ストップやポジションサイジングのやり方は...

...このブログで少しずつレクチャーしていくことにしましょう(^_^)

ちなみに私が運用しているシステムは、113.06%の年利回りと22.64%の最大ドローダウン。ずいぶん前に作ったシステムなので、最近は弱点や改善点がわかってきたし、作った当時の何倍もアイデアが出てまとまりつつあるので、年利回り200%オーバー、最大ドローダウン10%台もそのうちいけるであろう予感。

ではでは(^_^y

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2006/06/13

こまめに損失を刈り取る

成功するトレーダーになるには、負けた相場から撤退することが不可欠ということだ。
魔術師たちの心理学、P302

トレードとトラックバックには、とある共通点が...

こんなトラックバックの記事を見つけて、トラックバックの何がいいのかについて考えてみました。

(個人的には)トラックバックは、以下の2つの点でいいものだなぁと思います。

1.1つの共通のネタの紹介やツッコミがどんどん広がっていく(口コミ効果?)
2.1つの共通のネタがどんどん深堀りされていく

反対に、アクセスアップや販路拡大、ただの挨拶という目的で使うのは、ちょっとおかしいなと感じます(過去、そういうニュアンスで私からトラックバックが送られていたらごめんなさい)。

そういう観点で見たとき、自分がこれまでにいただいたトラックバックって「どうなのかな?」とふと思い、記事に関係ないものや、すでに存在しないブログのトラックバックを大雑把に削除。すると、当初1,000以上あったトラックバックは、およそ半分ぐらいに...

関係しない記事はまぁともかく、驚いたのは、このブログが始まった2004年10月からおよそ1年半の間に、昔トラックバックを送っていた多くのブログはいなくなった、もしくは1年以上更新されていないということ。

ブログは1年も続かないものなのかなぁとしみじみ実感(自分も1年近く更新していなかったので、人のことは言えないけど...)。

たぶん同じようなことは、トレードやビジネスにも言えるんじゃないかな?

反対に、「続けること」「続けられること」の大切さも実感。

あなたもブログをお持ちであれば、ブログの品質と健全性確保のために、不要なトラックバックをこまめに削除することをおすすめします。

さて、トレードの世界でも、こまめに削除していかないとトレーダーとしての品質と健全性を失うものがあります。

それは損失。

損失は、大きくなるまで刈り取らずにほったらかしておくと、資金的にも精神的にも厳しくなり、やがてはトレードをする軍資金も気力もなくなってしまう。

だから、回復可能なレベルのダメージできっちり刈り取らないといけない。

では、損失を刈り取る方法は?...

詳しくは、こちらでやり方をいろいろ紹介しているのでどうぞ。

とりあえずテストしてみて、パフォーマンスがよさそうなアルゴリズムを選ぶのも1つの手でしょう。

ただし、そのアルゴリズムが動作する前提条件について、多少なりとも考えないといけない。

詳しくは、また後日。

ではでは(^_^y

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2006/06/08

利益はストップとポジションサイジング次第

この10年間で82の年金資金のうちパフォーマンスで差がついた理由の91%は、資産配分にある
魔術師たちの投資術、P279

トレードの利益って何で決まると思います?

勝率の高いシグナル?

相場感?

ファンダメンタル?

私の答えはどれもNo。

トレードの利益は、「ストップ」と「ポジションサイジング(1度のトレードで何枚(何株)売買するか)」でほぼ決まると断言しちゃいます。

変な話、その日が晴れなら「買い」、晴れでなければ「売り」でエントリーしたとしても、「ストップ」と「ポジションサイジング」で利益を伸ばすことができるでしょう(そういえば、阪神が買ったら買い、負けたら売りでエントリーするというネタをどっかで見たな...)。

ストップとポジションサイジングの詳しいことは、魔術師たちの心理学魔術師たちの投資術に載っていますので、そちらをどうぞ(そのうち、このブログでも詳しいことを書く予定ですが)。

英語が読めるなら、IITMの無料ニュースレターのRisk and R-Multiples, Back-to-Basics SeriesPosition Sizing, Back-to-Basics Seriesでもストップやポジションサイジングの基礎的なことは読めます(紹介しておきながら、私は英語は全くダメなんですが、このニュースターだけは毎週の日課としてのんびりお昼休みに読むようにしています)。

え?私のシステムのストップとポジションサイジングはどうかと?

気になるあなたは、FXPGさんのブログのコメントで少し触れたのでどうぞ(年利回り20%弱のしょぼいシステムが、ストップとポジションサイジングを変更しただけで120%オーバーのシステムになる例...実はもっとすごい現象を自分のシステムで見ていますが、それは...今はナイショ!)。

ではでは(^_^y

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