ポジションサイジング

2007/02/15

システムのポジションサイジング

マイペースなスキー&ソースツアーを3月に開催予定。昼はスキー、夜はソースを楽しむ一泊二日のツアー(どんなことをやるかについてはこちら)。「ソースセルフスタディキット」を持ってこれることと、スキー(スノボも可)で初級コースをラクラク滑れることがクリアできれば、誰でも参加OK。去年、私が実行して年収3倍になったプランや戦略をツアー参加者だけにこっそり暴露予定(^_^)
お申し込みはこちらからどうぞ

ギアボックス(資金管理)というのは、実際極めてシンプルなものである
トレーディングシステム入門、P387

とある投資家の影響で、為替オプションを勉強している。

これまで、安く現物株式を手に入れるための個別株オプションの使い方(ただし、国内株式ではこの戦略がほぼ使えない...)ぐらいしか価値を見出せていなかったけど、自分のトレードシステムにオプションを組み込んだら、なかなかいい戦略が組めることが分かってきた。

ようやくボードゲームのキャッシュフロー202と同じレベルでのトレードができそうな予感。

トレードだけでなく、投資やビジネスの面でも、キャッシュフロー202と現実がリンクし始めている。

これは、なかなか嬉しいねぇ。

微妙にランキングも好調?

今回は、前回までにシグナルとストップを最適化したS-Revengeが、ポジションサイジングでどこまでパフォーマンスを伸ばせるか探ってみる。

対象となるのは、バックテストのExcel。

ポジションサイジングの基準となるのは、以前、個別銘柄に対して行った方法と同じで、システム停止条件を最大ドローダウン25%とした上で、その半分の12.5%になるまではS-Revengeの最大ドローダウンを許容する前提で、各銘柄のポジションサイズを調整していく。

各銘柄のポジションサイジングのリスク率は、同一とする。

まず、リスク率を同一にするために、S-Revengeの入力パラメータにリスク率を追加して、他の銘柄のリスク率もここを使うようにする。

S-RevengeのC11に「リスク率」、D11に「1.16%」と入れてから、全銘柄のD11に「='S-Revenge'!D11」と入れる。

次に、リスク率に対するS-Revengeの最大ドローダウンを0.1%刻みでリストアップする。

S-RevengeのT2に「=D45」、T3に「0.1%」、T4に「0.2%」、T3~T4を選択、選択範囲の右下をクリックしてT52までドラッグ(5.00%まで作られる)、U2にダミーで「1」を入れる。

T2~U52を選択して、「データ」メニューから「テーブル」を選択。

”行の代入セル”にダミーの「a1」、”列の代入セル”に「$D$11」を入力して、「OK」ボタンをクリック。

これで、リスク率に対する最大ドローダウンの分布がリストアップされる。

S-Revengeの最大ドローダウン分布

1.7%~1.8%の間に最大ドローダウンが12.5%をオーバーする値があるので、今度は0.01%刻みでリストアップするために、T3~T13を1.70%~1.80%に書き換える。

すると、リスク率が1.73%のとき、最大ドローダウンが12.5%以内に収まる最大の12.42%となる。

最後に、D11を「1.73%」に変更すれば完了。

利益曲線とシステム評価は、以下の通り。

ポジションサイジング最適化後のS-Revengeの利益曲線

ポジションサイジング最適化後のS-Revengeのシステム評価

ここまでで、この段階のS-Revengeのシステム構築は終了。

できあがったシステムの最終評価をしよう。

利益曲線は、でこぼこしているものの、基本的に右肩上がりでイイ感じ。

IRR(年利回り)が14.65%なので、海外ヘッジファンドと同じくらいの利回りは出た。

日経平均をバイ・アンド・ホールドした場合よりは、2倍ぐらいいいパフォーマンス。

とはいえ、最大ドローダウンが12.42%なので、利回りに対するリスクはちょっと高め。

それを示すように、シャープレシオが117.95%とかなりギリギリな結果になっている(シャープレシオの見方については、ブログ左上の「ネタを探す」から”シャープレシオ”で検索すること)。

プロフィットファクターを見れば、184.33%なので、そこそこの水準な気はするが、200%以下なので、魅力的なトレードシステムとは言えないレベル。

平均トレード期待値は、\16,288.43なので、1トレードあたり資金の0.2%のプラスが出ていることになる。

...んー、イマイチかなぁ...

1円あたりの期待値は、\7.55と、割とイイ感じに見える。

ということは、トレード頻度が低いんだろうな。

総トレード回数を見ると、3年間4銘柄で216回。

1銘柄あたり年間18回...月に1~2回しかトレードしていないことになる。

日足ベースの短期トレードシステムとしては、少ない方だろうね。

各銘柄で見ていくと、高速(7504)がとてもいいパフォーマンスを出しているのに対して、富士ソフト(9749)や三菱自動車工業(7211)があまりよろしくない。

これらの銘柄を外して、ポートフォリオを組み直してもいいレベルかも知れない。

さて、それほど抜群の評価ではないものの、とりあえず右肩上がりでリスクもそこそこのシステムができあがった。パチパチ!

システムトレードの入門レベルとしては、まぁこんなもんだろう。

もしよければ、ここまでのプログラミングが簡単だったか、それとも難しかったかなどをコメントしてもらえると嬉しいなぁ。コメントした方に合わせて、以降の記事のレベルを調整する予定。

次回から、いよいよシステムトレードの本番(^_^)

まずは、ここまでやってきた入門トレードシステムと、実際に運用に耐えうるトレードシステムの違いについて、触れてみようと思う。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

気が向いたらこちらも応援してね

mixi日記でシステムトレード以外のネタを書いているのでどうぞ

| | コメント (8)

2007/01/10

目標達成のためのポジションサイジング

最適なポジションサイジングの方法は無限にあり、設定したゴールによって最適なポジションは変わってくる。
魔術師たちの投資術、P293

今、ロバート・アレンさんに弟子入りしていたアドバイザーに協力してもらいながら、アメリカの不動産投資に力を入れているんだけど、ポジションサイジングのネタをまとめるために久々に読み返した魔術師たちの投資術にも、なにげに不動産投資のことがいろいろ書いてあった(P205~P242)。

内容的には、ロバート・アレンの実践!億万長者入門のスモール版みたいな感じだけど、不動産投資に対してポジションサイジングを適用したり、ストップを設定していたりと、不動産をシステムトレードやファンドと同列のものとして扱うのに便利そう。

そのうち不動産ランキングにもお世話になるかも

今回は、「目標を達成するためのポジションサイジング」という考え方について、久々にプログラミングなしでいこうと思う。

ポジションサイジングを決定するもの...その大部分は「最適なリスク率を求めること」なんだけど、それを実現するためのアプローチ方法として、バックテストで最適値を求めるというのを以前やった。

この方法は、システム破綻条件(たとえばバックテストの最大ドローダウンの2倍まで)を適当に決め、それに基づいて最適リスク率を決定している。

では、そもそもシステム破綻条件が適切か否かは、どうやって判断するのか?

それには、「トレードで何を達成するか?」という目標が必要で、その目標を達成するためのポジションサイジングが重要となる。

魔術師たちの投資術のP288に、このことがシンプルに書かれているので、軽く触れてみようと思う。

ここでは、ポジションサイジングの4つの目標が紹介されている。

1.最高の資産額で終わる

2.30トレード後に50%の利益を上げる

3.損失を出したら恥ずかしいので負けなければよい

4.50%の利益を得るチャンスは最大にしつつ20%を失うチャンスは小さく抑えていく

1と2は、システムの破綻条件が含まれておらず、利益だけが追求されているので、最適なポジションサイジングの基準となるのは、「総損益」や「プロフィットファクター」のような、”損益”を最適化に使えばいい。

たとえば、1なら「総損益」が最大となるリスク率を求め、2ならトレード回数が「30トレード」の時点での「総損益」が+50%になるようなリスク率を求めればいい(2を求めるには今のシステムを少し改造しないといけないが)。

これが3だと、負ける確率を最小にすることが追求されているので、「勝率」が最も高くなるようにすればいい。

4なら、「最大ドローダウン」を20%以下に抑えた上で、最も利益が大きくなるリスク率を求めればいい。

このように、トレードの目標が変われば、ポジションサイジングやリスク率に対する考え方は180度変わる。

ただ、魔術師たちの投資術のP293にも書かれているように、シミュレーション(バックテストもその1パターン)はあくまで未来を約束するものではないので、少し保守的な値を使うよう頭の片隅に入れておいた方がいい。

また、ストップのときにやったような分布を使って、最適値の周辺が緩やかに変化しているのを確認することもオススメする。

欲を言えば、この本のP289~P292で紹介されている”ノウ・ユア・システム”やモンテカルロ・シミュレーションのような、時系列データだけに依存しない数万パターンのシミュレーションを行えたら理想的。

目標作りのための思考パターンについては、P289~P292の説明をじっくり読むといい。

また、ポジションサイズが適切かどうかを評価するためには、P327~P340にとても参考になる内容が書いてあるので、ぜひ読んで欲しい。

どちらも、内容を理解すると”ノウ・ユア・システム”を使いたくてたまらなくなるけどね...

Excelで似たようなシミュレータ、作れるかなぁ?

そうそう、先日、leonさんからポジションサイジングとレバレッジについての質問をいただいたけど、これに対する答えも「目標達成のためのポジションサイジング」を考えることが1つの答えになると思う。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

気が向いたらこちらも応援してね

mixi日記でシステムトレード以外のネタを書いているのでどうぞ

| | コメント (0)

2006/12/29

ポジションサイジングの最適化

ある取引について、またあるポートフォリオを構成する各取引において、何単位をリスクにさらすか決定することにより、報酬とリスクの特徴を決定することができる。
魔術師たちの心理学、P367

今日から冬休み。

1日、のんびりブログやメールの返事でも書こうと思ったら、いろいろやることがあって、すでにこんな時間になってしまった(-_-u...

まったく、楽しい時間というものは、速く過ぎるものなんだねぇ。

...え?歳っ?

そこ、そんな野暮なことは言わない(^_^)

ランキングの流れも速いのか!?

今回は、ポジションサイジングの最適化について。

ストップ幅についても考慮する予定だったけど、まずは基本ということで、シンプルなポジションサイジングの最適化から。

ボラティリティポジションサイジングでは、「ATR」と「リスク率」をいじって、どのぐらいの最大ドローダウンまで許容するかを最適にしていくことができるが、話を簡単にするために、「リスク率」だけに絞って説明する。

まずは、どのぐらいの最大ドローダウンまでを許容するか決めよう。

よくあるのは、バックテストの最大ドローダウンの2倍までいったらシステムの運用を一度停止して、システムを見直すという考え方。

このシステム停止条件が妥当かどうかは、また別の機会に詳しく突っ込むとして、今回はこれでいくとしよう。

また、実際の最大ドローダウンは、25%以内が復活できるギリギリの線。

これについては、ドローダウンからトントンに戻すまでの必要利益を参考にして欲しい。

という訳で、バックテストでの最大ドローダウンを25%の半分である12.5%まで許容することにしよう。

資金\2,000,000の12.5%は、\250,000。

後は、最大ドローダウンが\250,000辺りになるように、リスク率を適当に調整していけばいい。

すると、\250,000にギリギリ収まるリスク率は1.16%。

このときの利益曲線はこんな感じ。

ポジションサイジング最適化後の利益曲線

利益曲線の形自体は変わっていないが、総損益とドローダウンが多少大きくなった(最適化以前の利益曲線はこちら)。

ポジションサイジングの最適化は、こんなもんかな。

あまりにあっさりしているのでビックリしたかも知れないが、要はどのぐらいのリスクを受け入れるかがポジションサイジングの要点。

だから、一番難しいのは、ドローダウンをどこまで受け入れるかを決定するところなんだな。

ここは、トレーダー自身のリスク許容度で変わってくる極めて心理的な部分なので、どこが正解というのがないところが、難しいところ。

いずれは、リスク許容度の心理的な面についても、詳しく触れてみたい。

次回は、もう少し突っ込んだポジションサイジングの最適化について。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

気が向いたらこちらも応援してね

| | コメント (2)

2006/11/22

ポジションサイジングの評価

どれが信頼に足るシステムの検証方法で、どれが役に立たないものなのだろうか
トレーディングシステム入門、P25

最近、mixi日記でビジネスオーナーの条件マーケティングの捉え方について、ちょこちょこ書いている。

前回の冒頭でも書いたように、マーケティング/セールスに自己投資している影響だと思うけど、以前学んだときと明らかに違うのは、実践までのスピード。

前々からビジネス書を実践できることが「私の強み」だったんだけど、この数年で得た経験と実績のおかげで、心理的にも思考的にも金銭的にも実践するのがどんどんラクになっていて、スピーディに行動に移せる。

また、自分だけでなく、ビジネスチームにも伝えたり、教えたりするため、「人に分かりやすく伝えるための情報整理」というプロセスが入り、よりクリアな理解ができているんだと思う。

この現象は、システムトレードについても同様で、セミナーや勉強会で人に教えるために難解な魔術師たちの心理学を分かりやすく噛み砕いたり、ビジュアル化することで、人に伝えやすくすると同時に、私自身の理解もかなり深まっている気がする。

「人に伝える」ってのは、最も効果的な学習プロセスなのかも知れないねぇ。

ランキングから学ぶこともいろいろあるね

今回はボラティリティポジションサイジングの結果について、利益曲線と評価指標を使って考察してみる。

まずボラティリティポジションサイジングによって利益曲線がどうなったかを見てみよう。

ボラティリティポジションサイジング適用後の利益曲線

比較対象として、固定金額単位の利益曲線を出してみよう。

固定金額単位ポジションサイジング適用後の利益曲線

元となる資金とリスク(最大ドローダウン)が異なるため、金額ベースでの比較はできないが、相対的にドローダウンは増え、利益は減っている形なので、明らかに利益曲線は悪くなっている。

試しに、シャープレシオが最大となる最適な「ATR平均日数」と「リスク率」を最適化してみた(最適化の方法については、近いうちに伝える予定)。

ちなみに、ATR平均日数は1日~20日、リスク率は0.1%~8%の範囲で最適化のシミュレーションをしている。ATR平均日数は、20日よりも大きい値を試したいところだが、ATR(H列)が20日以上に対応していないため、今回は見送る(実は、ここら辺の評価のしづらさが、Excelベースのトレードシステムの弱点でもあるので、平均日数の扱いについては十分注意して欲しい)。

すると、ATR平均日数は1日、リスク率は0.1%が最もシャープレシオが高い状態になる。

ただし、リスク率が0.1%だと、利益が全然出ないので、最大ドローダウンが15%前後になる0.9%にリスク率は設定してみた。

最大ドローダウンの15%にしたのは、バックテストの最大ドローダウンの2倍を超えたとき、システムを停止するという条件にしたとき、実際の最大ドローダウンとして30%付近を限界にしたいから。

それ以上のドローダウンは、復活できないほどの致命傷になるので、とれるリスクの限界は資金の30%としている。

さて、最適化した後の利益曲線はどうなっただろう?

最適化後のボラティリティポジションサイジングの利益曲線

それなりに良くはなっているようだ。

ここで、固定金額単位ポジションサイジングも最適化後のボラティリティポジションサイジングと同程度のリスクで試してみる。

固定金額単位ポジションサイジングにおいて、リスク、つまり最大ドローダウンが15.58%となる固定金額単位は\17,320。

このときのシャープレシオは28.95%。

明らかにボラティリティポジションサイジングよりもいい値が出ている。

また、利益曲線はというと...

最適化後の固定金額単位ポジションサイジングの利益曲線

同程度のリスクなのに、利益は2倍近く大きい。

結論として、日経平均ETFでは、ボラティリティポジションサイジングがあまり相性が良くないという感じかな。

もちろん、ATR平均日数がもっと大きくなると好転する可能性はないことはないが...

まぁ実際は、ボラティリティポジションサイジングやリスク率ポジションサイジングやは、1銘柄あたりのボラティリティリスクやリスク率を均等化するためのポジションサイジングなので、単一銘柄よりも複数銘柄に対して使うことで意味の出てくるポジションサイジングモデル。

それに、利益曲線がイマイチでも、いろいろな銘柄と組み合わせたときには、全体の利益曲線をシャープな(右肩上がりのドローダウンが少ない)状態にする作用もあるので、ポートフォリオ全体では、どちらのポジションサイジングが優れているかという結論は今のところ出せない。

ということで、次回からは、ポートフォリオでのシステムトレードについて、考えていこうと思う。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

気が向いたらこちらも応援してね

| | コメント (2)

2006/11/20

変動ポジションサイジング対応

ポジションのボラティリティを資金に対して一定の割合で均等化することは、基本的に直後にさらされることになるポートフォリオの各構成要素の価格変動を均等化することになる
魔術師たちの心理学、P382

いつぞやのmixi日記でも書いたけど、秋の季節に入っている私は、最近、自己投資ということで、本をかなり読み込んでいる。

トレードにおける心理面とマーケティング/セールスの復習が主な範囲かな。

以前と同じ本を読んでいるはずなのに、今まで気付かなかったことにたくさん出会うようになり、なんとなく自分の成長を感じるこの頃。

ランキングも以前と少し違う見方をしている気がする

今回はボラティリティポジションサイジングの大詰め。

ポジションサイズを単位枚数に調整した上で、ポジションを持ってから手仕舞いするまではポジションサイズが変動しないような修正を行う。

まずは、単位枚数をパラメータとして用意しよう。

B13に「単位枚数」、D13に「1」を入れる。

ついでに、あまりに資金が小さくて、単位枚数に調整したら、1枚か0枚になってしまいそうなので、資金を10倍の40万円に修正しておこう。

単位枚数(と資金の修正)

次に、ポジションサイズの単位枚数への調整と、ポジションを持ってから手仕舞いするまではポジションサイズが変動しないような修正を行う。

O51を「仮ポジションサイズ」に変更して、現在のポジションサイズを仮ポジションサイズに変更した後、単位枚数への調整とポジション保有中の枚数を変動させない実際のポジションサイズを出すための列を追加するため、P51~P794を選択して右クリック、「挿入」を選択、「右方向にシフト」でOKして列を追加する。

P51に「ポジションサイズ」、P78に「=IF(M78=1, INT(O78/$D$13)*$D$13, P77)」を入れる。

この少し複雑な式は、保有期間(M78)が1日になったとき(=ポジションを新たに持ったとき)は、仮ポジションサイズ(O78)を単位枚数(D13)で割り切れる値に修正したものをポジションサイズとし、保有期間(M78)が1日でないとき(=ポジション保有を継続しているとき)は、前日のポジションサイズ(P77)をポジションサイズとして継続することを意味する。

なお、仮ポジションサイズ(O78)を単位枚数(D13)で割り切れる値に修正する計算は、まず仮ポジションサイズ(O78)を単位枚数(D13)で割り、小数点を切り捨てた後、再度単位枚数(D13)を掛けることで計算している。

P78をコピー後、P79~P794にペーストすると、仮ポジションサイズが単位枚数で割り切れる値に修正され、更にポジション保有中は枚数が変動しないようになるはず(単位枚数を4とかにして遊んでみると単位枚数で揃うことをチェックできる)。

修正後のポジションサイジング

最後に、ポジションサイズを計算に入れている、値洗い損益(S列)、損益(T列)、ストップ損益(Z列)、ストップ込損益(AA列)の4列を修正する。

基本的には、仮ポジションサイズ(O列)を参照している部分をポジションサイズ(P列)に変更するだけ。

値洗い損益(S78)を「=IF(L77=1, (E78-Q78)*P78, IF(L77=-1, (Q78-D78)*P78, ""))」、損益(T79)を「=IF(R79="", "", IF(L77=1, (R79-Q78)*P79, IF(L77=-1, (Q78-R79)*P79, "")))」、ストップ損益(Z58)を「=IF(Y58="", "", IF(L57=1, (Y58-Q58)*P58, IF(L57=-1, (Q58-Y58)*P58, "")))」、ストップ込損益(AA78)を「=IF(L56=L57, IF(Z58="", "", Z58-$D$2*P58), IF(Z58="", IF(X57=0, "", T58-$D$2*P58), IF(X57=0, Z58-$D$2*P58, T58+Z58-$D$2*P58)))」に修正。

S78をコピー後、S79~S794にペースト。

T79をコピー後、T80~T794にペースト。

Z58をコピー後、Z59~Z794にペースト。

AA58をコピー後、AA59~AA794にペースト。

とりあえずポジションサイジングの修正にまつわる修正はこれで終わり。

次回は、修正後の結果について、考察してみよう。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

気が向いたらこちらも応援してね

| | コメント (11)

2006/11/17

ボラティリティポジションサイジング

基準モデルは、3万2567ドルを稼いだが、0.5%のボラティリティモデルは200万ドル以上を稼いでいる。ポジションサイジングがいかに重要であるかを理解し始めているとすれば、トレードの最大の秘訣のひとつも理解し始めているのである。
魔術師たちの心理学、P393

mixi日記に書いた通り、来年は法人を作って、法人を通して不動産(とビジネス)を買い増していく予定。

いよいよ魔術師たちの投資術金持ち父さんのパワー投資術を地で行くことに...

いやー、思えば遠くまで来たもんだ。

前々回のセミナーでも話したけど、5年前によめさんが金持ち父さん貧乏父さんを買ってきてくれなかったら、ここまではきっと来れなかった...

本当によめさんには感謝だなぁ。

2年近く、私のインターネット活動を支えてくれたランキングにも感謝

今回もポジションサイジングの続きで、いよいよボラティリティポジションサイジングを組み込む。

...とその前に、前回の記事の数式が微妙に間違っていたので、今回の分をはじめる前に修正をよろしく。

さてさて、ボラティリティポジションサイジングの計算方法だが、こんな感じ。

 ボラティリティポジションサイジング=【資金】 × 【リスク率】 ÷ 【ATR】

【資金】 × 【リスク率】をリスク額とすると、こんな式になる。

 ボラティリティポジションサイジング=【リスク額】 ÷ 【ATR】

より詳しいことは、魔術師たちの心理学のボラティリティポジションサイジングについて書かれているところをどうぞ。

まず、ボラティリティポジションサイジングのリスク率の準備とリスク額の計算をする。

B11に「リスク率」、D11に「0.5」、B12に「リスク額」、D12に「=D7*D11」を入れる。

ボラティリティポジションサイジングのリスク率を青本に書いてあるように0.5%に設定し、リスク額は資産に対するリスク率で計算する。

ボラティリティポジションサイジングのリスク率とリスク額

これで、ボラティリティポジションサイジングを組み込む準備ができたので、後はポジションサイズを書き直そう。

O58~O67を削除して、O68に「=$D$12/H68」を入れる。

これは、上で書いたボラティリティポジションサイジングの式通り、リスク額(D12)をATR(H68)で割ったもの。

1.28枚と中途半端なポジションサイズだが、今はこのままで行こう。

O68をコピーしたら、O69~O794にペースト。

ATRの変動に合わせて、ポジションサイズが変動するはずだ。

ボラティリティポジションサイジング

さて、これでボラティリティポジションサイジングを組み込んだものの、ポジションが単位枚数以下(小数点の部分)になっているし、ポジションを持ってから手仕舞いするまでポジションサイズが変動しているため、実際の損益計算がおかしくなっている。

そこで次回は、単位枚数に調整した上で、ポジションを持ってから手仕舞いするまではポジションサイズが変動しないような修正を行う。

ではでは(^_^y

p.s.ストップとポジションサイジングに特化したシステムトレーディングツールをただいま開発中。

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

気が向いたらこちらも応援してね

| | コメント (2)

2006/11/09

ポジションサイズを損益に反映

心理面を除けば、資金管理はシステム開発にとって最も重要な側面である。にもかかわらず、トレーディングやシステム開発について書かれたどの本も、ことごとくその主題を無視している。
魔術師たちの心理学、P361

今日も残業中...しかも徹夜モード突入!

あさってのセミナー準備をばっちり行うために、きっちり今週中に仕事を終わらせるための時間調整なんだけど、
まぁやっていることはワクワクであるプログラミングだから、徹夜でもたいしたことはないんだけどね。

そんな訳で、今回もオフィスからブログを書いて一休み中。

今回のセミナーの準備は、前回と違って、プレゼンテーションもリハーサルも計画的に前倒しでやっているのでよかったものの、ここのところの残業続きのスケジュールで前回みたいに前日徹夜してプレゼンテーションを作るなんてペースだったら、かなりヤバかったかも(-_-u...

やっぱ、プランを立てて物事にあたることは大事なことだねぇ。

ちなみに、私は夏休みの宿題を最終日にやるタイプなので、最近になってこのことに気付いた感じだけどね(^_^u

うーん、コンスタントに更新できないと、ランキングはなかなか上がらないものだ

今回もポジションサイジングの続きで、前回追加した固定金額単位モデルでの枚数を使って、枚数の影響を受ける列...主に損益系の列に枚数を掛け算する変更を行う。

まず、資金と固定金額単位が同額だと、何も変化がなくてつまらないので、資金を増やしてみる。

D7を「40000」に変更すると、固定金額単位(D9)が\20,000なので、M58~M794のポジションサイズが2枚に変わることを確認しよう。

次に、損益を枚数で掛け算するように式を変更する。

この対象となる列は、値洗い損益(P列)、損益(Q列)、ストップ損益(W列)、ストップ込損益(X列)の4列。

値洗い損益(P列)は、はじめて値洗い損益が出るP78を「=IF(J77=1, (E78-N78)*M77, IF(J77=-1, (N78-D78)*M77, ""))」という式に変更。

元の式との違いは、(安値(E78) - 建値(N78))もしくは(建値(N78) - 高値(D78))の損益計算部分に前日のポジションサイズ(M77)を掛け算したこと。

P78をコピーしたら、P79~P794にペーストして、損益が2倍になっていることを確認しよう。

損益(Q列)は、はじめて損益の出るQ96を「=IF(O79="", "", IF(J77=1, (O79-N78)*M78, IF(J77=-1, (N78-O79)*M78, "")))」という式に変更。

元の式との違いは、(落値(O96) - 建値(N95))もしくは(建値(N95) - 落値(O96))の損益計算部分に前日のポジションサイズ(M95)を掛け算したこと。

ちなみに、以前の式は買い以外は全て売りという式になっていたので、どちらでもないときは空を出すように修正した。

Q96をコピーしたら、Q79~Q794にペーストして、損益が2倍になっていることを確認しよう。

ストップ損益(W列)は、はじめて損益の出るW93を「=IF(V93="", "", IF(J92=1, (V93-N93)*M92, IF(J92=-1, (N93-V93)*M92, "")))」という式に変更。

元の式との違いは、(ストップ落値(V93) - 建値(N93))もしくは(建値(N93) - ストップ落値(V93))の損益計算部分に前日のポジションサイズ(M92)を掛け算したこと。

W93をコピーしたら、W59~W794にペーストして、損益が2倍になっていることを確認しよう。

ストップ込損益(X列)は、はじめて損益の出るX93を「=IF(J91=J92, IF(W93="", "", W93-$D$2*M92), IF(W93="", IF(U92=0, "", Q93-$D$2*M92), IF(U92=0, W93-$D$2*M92, Q93+W93-$D$2*M92)))」という式に変更。

元の式との違いは、手数料に前日のポジションサイズ(M92)を掛け算したこと。

X93をコピーしたら、X59~X794にペーストして、損益が2倍になっていることを確認しよう。

ポジションサイジング適用後の損益

(この表示は、表示しない列を全て選択して右クリック、”表示しない”の機能を使って、必要な列だけを表示している)

基本的に、固定金額単位のポジションサイジングでは、損益幅が変わるになっただけで、システムそのものの特性は変わらない。

それは、利益曲線を見てもらえれば分かるように、ポジションサイジング適用前と金額幅以外は一切変わっていない。

ポジションサイジング適用後の利益曲線

システム評価も、金額ベースのもの以外は一切変わっていない。

ポジションサイジング適用前後のシステム評価

(左がポジションサイジング適用後、右がポジションサイジング適用前)

この特徴は、固定金額単位モデルだけでなく、ポジションサイズがずっと変動しないポジションサイジングモデル...たとえば、リスク率モデルなどでも共通。

ここから分かることは、ポジションサイズが変動しないモデルでは、単純に利益とドローダウンの幅が枚数分大きくなるだけだということ。

うーん、これだけだと、全然面白くもなんともないね(^_^)

という訳で、次回はボラティリティベースのポジションサイジングモデルを検討してみる。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

気が向いたらこちらも応援してね

| | コメント (8)

2006/11/07

固定金額単位モデル

基本的にこのモデルは、Xドルについて1単位取引すると決めることにより、取引量を教えてくれる。
魔術師たちの心理学、Pxxx

ただいま、残業中(T_T)...

昼間の仕事は、プログラミングに没頭できて楽しいのだが、他のことをやる時間がなくなるのは、ちと痛い。

しかも、数年ぶりの残業なので、身体が若干追いついてきてないし。

今は、ちと気晴らしにブログ中ってとこ。

さぁ、そろそろ帰ろうかな...

昼間の仕事が忙しくて更新できない~(T_T)

今回から、お待ちかねのポジションサイジングシリーズ開始。

まずは、「固定金額単位」ポジションサイジングモデルから攻略していこう。

...とその前に、いつぞやの列追加・削除の影響で、無用な空白データができてしまっているので、削除しよう。

O2~O49を選択し、右クリックで「削除」を選択、削除方法を聞かれてくるので、”左方向にシフト”を選んで「OK」ボタンをクリック。

これで、無用な空白データは削除される。

無料な空白データの削除

さて、本題に戻ろう。

「固定金額単位」ポジションサイジングモデルは、「ある金額に対して何枚」という、シンプルなポジションサイジングを行う。

モデル自体についての詳しいことは、魔術師たちの心理学のP369~P374およびP389~P390をどうぞ。

まずは、「ある金額に対して何枚」をパラメータとして準備しよう。

B9に「固定金額単位」、D9に「20000」と入れる。

固定金額単位ポジションサイジング

これは、\20,000あたり1枚ということをポジションサイジングを意味する。

次に、枚数を計算するための列を追加する。

M列の「建値」が入っている部分だけを列追加したいので、M51~M794を選択した後、右クリックで「挿入」を選択、”右方向にシフト”を選んで「OK」ボタンをクリック。

これで、これまで建値だった部分に空白の列ができあがる。

枚数列の追加

M51に「ポジションサイズ」、M58に「=$D$7/$D$9」を入れる。

資金(D7)を固定金額単位(D9)で割れば、枚数が出てくる。

今のところは、資金が買えるギリギリなので、ポジションサイズも1枚としか出てこない。

後で資金をいじってみよう。

M58をコピーした後、M59~M794にペーストして、全期間で1枚と出てくるのを確認。

固定金額単位のポジションサイズ

次回は、枚数に影響を受ける全ての列の修正を行う。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

気が向いたらこちらも応援してね

| | コメント (2)

2006/07/28

なぜポジションサイジングをするのか

もし、市場に投資できるお金が二万ドル-これは彼が持っている現金総額二十万ドルの十分の一にあたる-あったとすると、彼は一つの取引に千ドルしか使わない。つまり、彼の戦略は、二十回のうち、十九回失敗してもいいだけの資金を常に持っていることだ。彼が十四回続けて失敗して一万四千ドルを失った後、次の市場の動きに乗って突然五万ドルを儲けるのを見たことがある。この勝利の戦略には、二十回のうち十九回失敗する確率が計算に入っている。もっとも、実際に彼が十九回続けて負けたことは一度もない。
金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント、P79

例の3,000%システム、最大ドローダウン%と追証チェックを複利ベースに修正したところ、最大ドローダウン%が31.8%、そして追証なしとの結果が!

こりゃ本気で3,000%システムを実戦配備できるかも。うーん、興奮するなぁ。

まぁ、鼻血出さない程度にマイペースでいきましょう。

最近、一角さんとよくつるんでいるんですが(笑)、一角さんもサラリーマン向け1,000%システムを持っているらしいので、何らかのフレームワークやファンドを作って、「サラリーマン解脱システムトレードプロジェクト(笑)」とかやったらメチャ面白そう(^_^)

...って、そんなことをする私自身がサラリーマンってのも変な話だな...

「いえいえ、私は昼間、証券システム開発することにワクワクするし、これは組織の中でなければできない仕事なので、しばらくはサラリーマンのままでいいんです」(本人談)

さて本題。

来週からは、いよいよプログラミングネタを始めようと思うので、今回でポジションサイジング基礎編は終わり。

ポジションサイジング基礎編の最後のネタは、「なぜポジションサイジングをするのか」。

これまで、ポジションサイジングのいいところを散々書いてきたのに、ここにきて改めてこの質問をするのは、ポジションサイジングの本質が、ただポジションサイズを決定することや、リスクを軽減することではないという、私自身が経験から得たことをあなたにも知っていただきたいから。

ポジションサイジングがもたらす最大の効果は、大きく分けて以下の2つにまとめられる。

【時間分散】
・一度にたくさんのポジションを持たないことで、破産せずに長い期間、生き残る。
・長い期間、生き残ることによって、数年に1度あるような大トレンドや大高騰(大暴落)に出会うことができる。
・大トレンドや大高騰(大暴落)を確実に掴むことで、大幅な利益を得るチャンスを確保する。

【銘柄分散】
・できるだけ多くの銘柄の大トレンドや大高騰(大暴落)を掴むために、複数の銘柄に分散する。
・各々の銘柄のリスクは低く抑え、ポジション保有時間を多くしても痛くないようにする。
・できるだけ相関関係の少ない複数銘柄を持ち、ポートフォリオ全体が全滅しないようにヘッジする。

これらのことから、以下のような戦略を立てるといいと思う。

【ポジションサイジング最大活用方針】
・できるだけ多くの銘柄を持てるように資金を多くする。
・1銘柄あたりのリスクはできるだけ小さくする。
・現在の資金量とリスクなら何連敗したら破産状態になるのか常にモニターしておく。
・できるだけ相関関係の少ない複数銘柄をトレードする。
・1つの銘柄に多くのポジションを注ぎ込まず、多くの銘柄を少しずつ持つようなシステムにする。
・数年に1度あるような大トレンドや大高騰(大暴落)に素早く乗れるシステムにする。

うーん、われながら、いいまとめ方だったな(^_^)

ではでは(^_^y

p.s.すごいブログを見つけてしまった...
  投機工学

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

| | コメント (6)

2006/07/27

合成システム

システムポートフォリオを組むことによって、単独では大した成果が上がらないシステムを大幅に改善することができますか。個々の部分を組み合わせたよりも、全体のほうが価値が高くなる、というようなことがありますか。確かに!それこそ現代のポートフォリオ理論です。
マーケットの魔術師 システムトレーダー編、P193

なんだかここ最近、急にアクセスが増えて、ランキングがアップしている。mixiにちょこちょこコメントしているんで、そこからのアクセスが増えてはいるんだけど、それ以上に直接アクセスがずいぶん増えているみたい。

...ってことは、ブックマークとかしてくれているリピーターさんが増えたってことなのかな?

システムトレード専用ブログになってから、まだ1ヶ月半なのに、100人以上のリピーターがいてくれて、いや嬉しいなぁ。

GoogleやYahoo!のシステムトレード関連キーワードでの順位も日毎にアップしているし、Amazonアフィリエイトもどんどん利益が上がっている。いやはや、なんともいいサイクルだ。

ま、この上昇トレンドの流れに身を任せ、気張らず、がんばらず、変なやる気を出さず、常に「エネルギーゼロ」でマイペースにいきましょ。

さて本題。

2銘柄の合成については以前書いた通り。

ここから更に銘柄数を増やしていけば、理論上は利益を伸ばし続け、リスクを減らし続けられる。

私自身もそういった複数銘柄から成る合成システムを使っているが、それほど長い期間、運用している訳ではないので、私よりも長く合成システムを運用している知り合いのシステムトレーダーのブログ記事を紹介しておこうと思う。
# なぜかみんな楽天日記?

なお、他にも合成システムについてのいい記事があったら、ぜひコメントにて紹介よろしく~。

■銀次郎さん

 銘柄追加
 →銘柄分散をしたときの効果(月時損益ヒストグラムと各銘柄間相関係数)。

 銘柄追加第2弾
 →銘柄の比率の調整について。

  「超」銘柄分散
 →一角さんのやっている限月間分散ネタへのツッコミ。

 銘柄分散のマジック
 →組み合わせるとPFが伸びる。

 なるほどこれが「現代ポートフォリオ理論」か
 →収益2倍、ドローダウンほぼ変わらず、フラット期間半分に減る。

■ハムハムセブンさん

 合成システム
 →小さい子システムを複合させたらローリスクになった。

■一角太郎さん

合成について直接記事として書かれているものは見当たらないけど、一角さんのシステムは合成の宝庫(^_^)

いろいろな記事のパフォーマンスをチェックしてみるといいかも。

ではでは(^_^y

p.s.たとえば、EURJPYとガソリンとか組み合わせると、結構面白い合成システムが作れたりする。ただし、証拠金が共有できないのでドローダウンが緩和できずシステムとして限界が低いのが残念だが。為替と商品先物と株式が全部同一口座で管理可能なブローカーあったらいいなぁ...

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

| | コメント (8)

2006/07/25

複利の魔力

38万2853ドルからほぼその1700倍の6億4000万ドルまでの範囲の収益を示した。ここでもまた、これらの収益はすべて同じサインに基づいて達成された。唯一の違いは、ポジションサイジング・アルゴリズムのみであった。わたしはこれらの結果を本章に含めないことにした。現実的でないと不平を言う人がいるかもしれないと考えたからだ。
魔術師たちの心理学、P394

今回は、速報という形で、まだ完成していない次期トレードシステム開発からのフィードバックをフライングでお伝えします(^_^)

1ヶ月ぐらい前からシステムをアップグレードする案を溜め込んでいたんだけど、ベンチャーキャピタルファンド買い付けや未公開株取得案件が立て続けに発生したので、トレードシステム開発をする時間が取れず、結構フラストレーションがたまってた(-_-)

...でも、今朝だいぶすっきりした。

というのも、会社に行く電車の中で「複利対応」がある程度できあがったから(^_^)

その結果は...一言で言えば「天文学級のパフォーマンス」(笑)。

この喜びをぜひあなたと共有したい!

...ということで、速報がてら、複利の魔力をお伝えしよう。

今回の複利対応でやったことは、1トレード毎に増減した資金を元に、現行システムと同じポジションサイジングアルゴリズムを毎回再適用するというだけの変更。

それ以外は、全て現行システムと同じ。

だから、ポジションサイジングが単利ベースから複利ベースになっただけ。

では、その結果は...

単利と複利でのパフォーマンス比較

グラフ桃色が単利ベースの現行システム、グラフ紺色が複利ベースの次期システム。

パッと見で、すでに20倍以上のパフォーマンス差がついている!

なお、どちらも初期資金は300万円。期間は4年。

では、システムの分析結果は...

【現行システム】
総利益=15,893,471円(1589万円)
年平均利回り=128.58%
最大ドローダウン=18.28%
プロフィットファクター=6.2
損益レシオ=3.91
シャープレシオ=7.24

【次期システム】
総利益=401,018,026円(4億100万円)
年平均利回り=3337.25%(複利なので期間が延びればもっと大きくなる)
最大ドローダウン=1572.98%(計算が初期資金に対してなので実際はこれより低い)
プロフィットファクター=4.77
損益レシオ=3.06
シャープレシオ=2.12(最大ドローダウンがおかしいのでこの値もおかしい)

ナント、総利益が現行システムの25倍以上!?

年平均利回りも4桁%に跳ね上がった!

とてつもない飛躍だ...

ただし、最大ドローダウンが単利ベースのままでは正しく計算できないので、この計算を直した上で、恐らくリスクを下げないといけないだろうから、実用段階ではパフォーマンスはいくらか下がると思う。

また、割とハイリスクの「貧乏人大逆転型(笑)システム」である現行システムをベースにしているので、リスクを安全な水域まで下げて、「お金持ち安心型システム」に切り替えた方がいいかも知れない。

なお、次期システムでは、更にこれらの新機能を予定している。

■セットアップ
・ボラティリティベースのトレンド判定
・アリゲーターベースのトレンド判定
・ペリー・カウフマンの効率性チェック
・相関係数チェック

■ポジションサイジング
・トレンド加減速に合わせた「マッサージサイジング」モデル
・オプティマルf/ハーフケリーモデル

■その他
・トレンド判定をベースにした複数システム自動スイッチ

目指せ、年利回り10000%!(^o^)

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

| | コメント (7)

2006/07/21

複数銘柄のポートフォリオ

ミニS&Pのドローダウンが10,000ドルで、ミニナスダックのドローダウンが12,000だったときに、組み合わせのドローダウンが13,000ドルにしかならないということも起きるのです。
マーケットの魔術師 システムトレーダー編、P256

ランキングがずいぶん上がっていて、ちょっとびっくり!

何事も、言わないよりは言ってみるもんだ(^_^)

ランキング上位に入ることは、特別大事なことではないんだけど、ランキング上位にいれば、少しでもこのブログを見る人が増えて、そういう人たちがシステムトレードに目覚める機会ができ、たくさんのフィードバックをもらったり、システムトレーダー仲間が増えるといった感じで「いいこと」は多いので、気が向いたらちょこちょこクリックよろしくね。

さて今回は、複数銘柄のポートフォリオについて。

まずは手始めに、同じようなシステム2つを合成したときの結果がどうなるかを見てもらおう。

複数銘柄のポートフォリオ

このグラフのうち、ピンクが銘柄A、黄色が銘柄Bの各々のシステムの利益曲線で、紺色がその2銘柄を合成した利益曲線を1銘柄分として換算するために1/2にしたもの。ちなみに、どちらの銘柄も資金は150万円なので、合成システム全体の資金は300万円。

グラフタイトルに1単位当たりと書いているが、これは間違いで(笑)、実際は2銘柄のどちらのシステムもボラティリティストップとボラティリティポジションサイジングを適用している。

これだけ見ると、合成したものは、ピンクの銘柄Aだけよりも利益が落ちているが、実は最大ドローダウンが相当緩和されている。

【銘柄A】 利益:7,454,365円 最大ドローダウン:-868,520円
【銘柄B】 利益:7,175,194円 最大ドローダウン:-641,432円
【合成1/2】 利益:7,134,256円 最大ドローダウン:-570,018円

銘柄Aを基準に見ると、合成の利益は銘柄Aの95.7%なのに対して、最大ドローダウンは銘柄Aの65.6%。

つまり、利益はほとんど変わらず、リスクだけが減っていることになる。

前回、紹介した現在ポートフォリオ理論の説明通り、利益が2倍になったのに対して、リスクはおよそ√2倍ぐらいになっている。

当然、シャープレシオも向上している。

【銘柄A】 シャープレシオ:2.17
【銘柄B】 シャープレシオ:2.83
【合成1/2】 シャープレシオ:3.16

これを見ちゃうと、単一銘柄でやるのは馬鹿馬鹿しいよね?

実は、私自身が運用しているポートフォリオは、√2倍よりもずっと低いドローダウンになっているが...これはナイショ(^_^)

ではでは(^_^y

p.s.プログラム記事のアンケートは、今のところ「2.実践的なExcelトレードシステム開発」が優勢かな。このブログらしく、ストップやポジションサイジングに特化するのはなかなかいいアイデアだなぁ。目指せ!ストップ&ポジションサイジング関連キーワードでGoogle1位制覇(^_^)

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/20

現代ポートフォリオ理論

それは、同じリスク水準でより大きなリターンが得られるか、同じリターンでリスク水準がより低いポートフォリオを指します。どちらの場合でも、元のものよりは優れたポートフォリオになっています。
マーケットの魔術師 システムトレーダー編、P99

しばらくブログを更新しないうちに、どうやらランキングが下がってしまったらしい。

でも、アクセス数は上がっている...

...つまり、記事がワクワクしないってことか...うーむ、さみしいのう(T_T)

まぁ、気が向いたら、応援クリックよろしくね。

さて今回は、複数銘柄のポジションサイジングに入る前振りとして、「現代ポートフォリオ理論」という、なんだか聞いただけでめんどくさそうな(笑)キーワードについて。

「現代ポートフォリオ理論」は、めんどくさそうなイメージの割にはとてもシンプルな考え方で、

相関関係がない組み合わせにおいて、利益は2倍、リスクは√2倍の割合で増える

というもの。

利益は2倍に増え、リスクは1.4142...倍で増えるということなので、リスクの伸び率よりも、利益の伸び率の方が大きいことを意味する。

極端な話、組み合わせれば組み合わせるほど、リスクが減り、利益は伸びる。そういうこと。

この考え方は、複数銘柄や複数システムを組み合わせる上で非常に大事なコンセプト。

詳しいことは、”現代ポートフォリオ理論”でググるか金融日記に書いてあるので、そちらをどうぞ。

ちなみに、複数銘柄や複数システムの相関関係がどの程度なのかどうかは、Excelでとても簡単に判定できる。

そのやり方については、また今度。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/18

ポジションサイジングのテスト結果

仕掛けと手仕舞いについて同じシステムのサインを利用するにもかかわらず、3万2567ドルから210万9266ドルまでに及ぶ異なる収益幅を示した。その収益の違いは、全面的にポジションサイジングによるものであった。
魔術師たちの心理学、P396

先週、記事を書いてる最中にココログの2日にわたる大メンテナンス時間が始まったため、書きかけの記事でアップされてしまった(非公開にしておいたはずなんだけどなぁ...)。

その後、ブログを書くペースすっかりが乱れてしまって、およそ1週間ぶりのアップ。

書きかけの記事だったものを完成させるとしよう。

前回、ポジションサイジングのアルゴリズムをいくつか紹介したが、これもストップ同様、ビジュアルに見てもらうと話が早い。

ポジションサイジングのアルゴリズムの違いによって、利益曲線がどのように変わるかをチェックしよう。

なお、純粋にポジションサイジングの違いを見てもらうため、シグナルやストップといったポジションサイジング以外の条件は全て以下の内容で同一。

 【テスト期間】 2002/6~2006/6(4年)
 【時間軸】 日足
 【銘柄】 EURJPY
 【資金】 150万円
 【1枚当たり証拠金】 10万円
 【1枚当たり通貨数】 10,000通貨
 【追証発生条件】 証拠金維持率が50%を下回ったとき
 【スワップ】 買い97円、売り102円(全期間で固定)
 【手数料】 なし
 【スプレッド】 5銭(全期間で固定)
 【スリッページ】 3銭(全期間で固定)
 【売買シグナル】 ナイショ
 【売買方法】 ドテン
 【売買タイミング】 新規建て/決済共にシグナル発生日の翌日の始値
 【ストップ】 シグナルストップのみ
 【ポジションサイジングの制約条件】 追証がかからない最大ポジションサイズ

ポジションサイジングのテスト結果

■1枚単位

グラフ紺色。

参考までに常に1枚だけ売買したときの利益曲線も載せてみた。

これが、ポジションサイジングによって、どのように変わっていくのか...

1枚単位の分析結果は、勝率46.2%、利回り30.2%、最大ドローダウン12.42%、シャープレシオ0.61。

■固定金額単位モデル

グラフ桃色。

固定金額単位モデルは、ポジションサイジングと言っても、別に特別なことはしていない。

単に資金に対して追証がかからない範囲で何枚までいけるかというだけのこと。

1トレードあたりの枚数は7.5枚なので、利益もドローダウンも1枚単位に比べ、7.5倍に増える。

分析結果は、1枚単位と変わらず、勝率46.2%、利回り30.2%、最大ドローダウン12.42%、シャープレシオ0.61。

まぁ、単純に枚数が増えただけなので、当然と言えば当然だが。

■リスク率モデル

グラフ黄色。

トータルの利益は、固定金額単位モデルと全く変わらない?...

...というのも、リスク率モデルは、複数銘柄のポジションサイジング時にリスクを均等にするのが目的だから。

単一銘柄だと、当然、固定金額単位モデルと同じ結果になる。全然面白くない。

今度、複数銘柄でのポジションサイジングについて書くときを待つべし。

■ボラティリティモデル

グラフ水色。

単一銘柄では、唯一このポジションサイジングモデルだけが、ボラティリティによって枚数が変化し、面白い結果が出る。

1トレードあたりの枚数は、そのときどきのボラティリティに合わせて、3.9枚から9.7枚の範囲で変動する。

ボラティリティが拡大したときは、枚数をグッと落としてドローダウンを防ぎ、ボラティリティが縮小したときは、枚数をドンッと乗せて利益を伸ばすというイメージかな。

結果、利益は14.7倍に増え、ドローダウンは2.1倍に増える。

固定金額単位モデルやリスク率モデルと比較すると、利益は1.96倍、ドローダウンは1/3以下になる。

ある意味、ボラティリティポジションサイジングをやるだけでも、相当な利益アップになるだろう。

分析結果は、勝率46.2%、利回り57.3%、最大ドローダウン3.6%、シャープレシオ4.0。

もちろん、ボラティリティモデルも、複数銘柄で威力を発揮するので、複数銘柄でのポジションサイジング記事を待つべし。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/10

ポジションサイジングのアルゴリズム

10年以上にわたるデータが蓄積されたが、38万2853ドルからほぼその1700倍の6億4000万ドルまでの範囲の収益を示した。ここでもまた、これらの収益はすべて同じサインに基づいて達成された。唯一の違いは、ポジションサイジング・アルゴリズムのみであった。
魔術師たちの心理学、P394

またもや楽しく忙しいエキサイティングな週末だった。

ここのところ、週末はブログを書く時間がなくなってしまった。

というのも、ここ最近、ほぼ毎週のように何らかの投資/トレードのオポチュニティ(日本語にすると機会とかチャンスかな)が訪れているため。

投下資金に限界がなくなる投資方法を思いついてしまったため、チャンスが来たら、もれなく手がけるということの繰り返しなので、ホントに休む暇がない。

でも、こういう楽しい忙しさなら大歓迎。

唯一の問題は、家族との時間が多少少なくなっていること...よめさん、娘、ごめんね。

これらがひと段落したら、24時間一緒にいられるようになるから、少しだけ待っててね。

さて、今回も前回に引き続き、ポジションサイジングネタで。

ポジションサイジングのアルゴリズムも、ストップのアルゴリズム同様、いくらでも考えられる。

代表的な例を挙げると...

・資金量に関係なく常に固定単位のポジションを作る(固定単位モデル)

・n円につき1単位のポジションを作る(固定金額単位モデル)

・各銘柄に同じ金額を配分してポジションを作る(等金額単位モデル)

・各銘柄のストップ幅が資金のn%となるまでポジションを作る(リスク率モデル)

・各銘柄のボラティリティが資金のn%となるまでポジションを作る(ボラティリティモデル)

などなど...

これらは、魔術師たちの心理学の第12章に全て詳しく書かれているので、そちらをどうぞ。

更に、他の種類のポジションサイジングを知りたいなら、魔術師たちの心理学の著者、ヴァン・タープさんがオンラインで販売しているマネーマネジメント特別レポートを読むと27個のポジションサイジングモデルが紹介されている(ただし全文英語なので注意)。

ポジションサイジングは、アルゴリズム次第で冒頭に紹介したように何千倍の収益の差を生み出す。

以前の記事でも書いたが、ポジションサイジングにはシグナル、ストップ以上にしっかり時間を使った方がいい。

私のようなペーぺーのシステムトレーダーでも、プロ顔負けの結果がいとも簡単に出せるんだから。

ではでは(^_^y

この記事でワクワクしたら応援クリックよろしく!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/07/07

逆マーティンゲール戦略

機能するポジションサイジングは、稼いでいるときにポジションサイズを大きくするよう要求する。それは、賭け、トレード、および投資のいずれにも当てはまるのである。
魔術師たちの心理学、P367

七夕ですね~。

1年に1度の出会いを的中させる織姫と彦星は、さぞ腕のいい対人ファンダメンタリストでしょう(^_^)

...って、全然ロマンティックじゃないなぁ(^_^u...

1年に1度と言うと、「ヘッジファンドの見直し」や「外貨ポートフォリオの入れ替え」、「不動産の賃貸収入の見直し」、「株式ポートフォリオの入れ替え」、「利率の低いローンへの組み換え」なんてキーワードが思い浮かぶ。

...どうやら、ロマンティックなんて単語とは無縁らしい。ま、いっか。

では、今回も硬派に(笑)、ポジションサイジングネタいきましょ。

ポジションサイジングの基本戦略は、「ポジションをいつどのように増やし減らすか」だけ。

大雑把に分ければ、これには2つのやり方しかない。

1つは、勝っているときにポジションを減らし、負けているときにポジションを増やす戦略。

これを、「マーティンゲール戦略」と呼ぶ。

もう1つは、勝っているときにポジションを増やし、負けているときにポジションを減らす戦略。

こちらは、「逆マーティンゲール戦略」と呼ぶ。

どちらも、もともとはギャンブルの世界での用語なので、トレードや金融をやっていても知らない人が割といるみたい。

詳しくは、オンラインカジノで月100万円GET!ファンカジノにいろいろ書いてある。

特徴としては、「マーティンゲール戦略」は逆張り発想なので、人の考え方に馴染みやすい(人の思考パターンは逆張りであることが多いので)。

だから、レンジ相場ではうまく機能するが、トレンドが発生すると途端に大損を食うことになる。

反対に「逆マーティンゲール戦略」は順張り的発想なので、人の考えに反したやり方で、なかなかしたがえない。

当然、レンジ相場では、負け続けることが多い。

しかし、トレンド相場には非常にマッチしているので、たくさん負けても1回の取引で大きく勝ち、取り返すという作戦が立てられる。

私は、今のところシステム全域で順張り派なので、ポジションサイジングも逆マーティンゲール戦略にしたがったものを使っている。

余談だが、ギャンブルや詐欺師の手法は、トレードの心理面やテクニックを向上させるヒントがたくさんあるようだ。

ただし、私はギャンブルを一切やらないし、このブログもギャンブルを推奨していない。だって、トレードで十分勝てるから(^_^)

なので、ギャンブルをやるときは全てあ