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2006年12月

2006/12/29

ポジションサイジングの最適化

ある取引について、またあるポートフォリオを構成する各取引において、何単位をリスクにさらすか決定することにより、報酬とリスクの特徴を決定することができる。
魔術師たちの心理学、P367

今日から冬休み。

1日、のんびりブログやメールの返事でも書こうと思ったら、いろいろやることがあって、すでにこんな時間になってしまった(-_-u...

まったく、楽しい時間というものは、速く過ぎるものなんだねぇ。

...え?歳っ?

そこ、そんな野暮なことは言わない(^_^)

ランキングの流れも速いのか!?

今回は、ポジションサイジングの最適化について。

ストップ幅についても考慮する予定だったけど、まずは基本ということで、シンプルなポジションサイジングの最適化から。

ボラティリティポジションサイジングでは、「ATR」と「リスク率」をいじって、どのぐらいの最大ドローダウンまで許容するかを最適にしていくことができるが、話を簡単にするために、「リスク率」だけに絞って説明する。

まずは、どのぐらいの最大ドローダウンまでを許容するか決めよう。

よくあるのは、バックテストの最大ドローダウンの2倍までいったらシステムの運用を一度停止して、システムを見直すという考え方。

このシステム停止条件が妥当かどうかは、また別の機会に詳しく突っ込むとして、今回はこれでいくとしよう。

また、実際の最大ドローダウンは、25%以内が復活できるギリギリの線。

これについては、ドローダウンからトントンに戻すまでの必要利益を参考にして欲しい。

という訳で、バックテストでの最大ドローダウンを25%の半分である12.5%まで許容することにしよう。

資金\2,000,000の12.5%は、\250,000。

後は、最大ドローダウンが\250,000辺りになるように、リスク率を適当に調整していけばいい。

すると、\250,000にギリギリ収まるリスク率は1.16%。

このときの利益曲線はこんな感じ。

ポジションサイジング最適化後の利益曲線

利益曲線の形自体は変わっていないが、総損益とドローダウンが多少大きくなった(最適化以前の利益曲線はこちら)。

ポジションサイジングの最適化は、こんなもんかな。

あまりにあっさりしているのでビックリしたかも知れないが、要はどのぐらいのリスクを受け入れるかがポジションサイジングの要点。

だから、一番難しいのは、ドローダウンをどこまで受け入れるかを決定するところなんだな。

ここは、トレーダー自身のリスク許容度で変わってくる極めて心理的な部分なので、どこが正解というのがないところが、難しいところ。

いずれは、リスク許容度の心理的な面についても、詳しく触れてみたい。

次回は、もう少し突っ込んだポジションサイジングの最適化について。

ではでは(^_^y

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2006/12/26

ストップの最適化

損切りにしても利益を確定するにしても、手仕舞いは市場で収益を得るためのカギを握るところである。
魔術師たちの心理学、P301

アフターフォロー勉強会に参加された方達からたくさんリクエストがあったので、「マイペースなシステムトレーダー新年会」を1/13(土)にやろうかな(^o^)

真っ昼間から、新宿の飲み屋で「2007年のシステムトレード目標」を参加者全員で作って、べろんべろんになりながら夢とか語り合っちゃったりしたら何だか楽しそう。

今からだと、場所を押さえられるかどうか分からないけど、どのぐらいリクエストがあるか知りたいので、希望するあなたはこちらの申し込みフォームを送ってね

募集締め切りは、12/31(日)まで。参加費用は、5,000円前後かなぁ。

ちなみに、人数が多過ぎるときは、先着順になるのでお早めに。

年末はランキングが空くのでラッシュをかけてみようかな?

今回は、ストップの最適化。

ストップを最適化するときは、シャープレシオと利益曲線を使う。

もっと本格的にやるときは、過去の勝ちトレードと負けトレードから勝敗の分岐点となるストップ額やMAE倍ストップ幅、ATR倍ストップ幅の傾向をデータマイニングするんだけど、現時点では簡単なもので十分。

何せ、まだ●●ワ●●テ●●をやっていないので...

これは来年になっちゃうかな?

まぁ、それはひとまず置いといて、まずストップ最適化用のテーブルを作る。

テーブルの左上となるBG2にシャープレシオである「=D46」を入れる。

これまでテーブルで2つの値の組み合わせの最適化をしてきたが、今回はストップ率だけの最適化なので、多少テーブルの使い方が異なる。

右方向にダミーの入力候補として1を入れ、下方向にストップ率の入力候補を0.5%~30.0%まで0.5%刻みで入れる。

次に、BG2からBH62までをドラッグかSHIFTクリックで選択し、「データ(D)」メニューから「テーブル(T)」を選ぶ。

「行の代入セル(R)」にダミーのセルとしてどこか適当な空白のセルをクリックし、「列の代入セル(C)」にはストップ率である「$D$5」をクリックする。

すると、こんな感じでストップ率毎のシャープレシオが自動計算される。

ストップの最適化

ちなみに、テーブルを残したまま編集をすると、毎回テーブルの再計算が入り、結構Excelが重くなるので、「ツール(T)」メニューから「オプション(O)」を選び、「計算方法」タブの計算方法で”テーブル以外自動計算(T)”を選択しておくと編集のたびに自動計算が走らなくなって快適。

テーブルの自動計算を解除

ただし、テーブルの自動計算が行われなくなるので、意識的に再計算(F9キーで実行)を行う必要が出てくるので注意。

さて、テーブルを見ると、25.5%以上において、シャープレシオが最大の113.11%となっている。

これは、25.5%以上はストップが働いていないことを意味する。

つまり、25.5%というストップ幅は、魔術師たちの0心理学のPxxxで言うところの「MAE(最大逆行幅)」である。

この最も深いストップ幅である25.5%に設定すれば、このシステムにおいて、最もリターンとリスクが高く、最も期間が長いトレードを行うことになる。

深いストップ幅の利益曲線

あなたのリスク許容度が高い場合は、このストップ率を選択すればいい。

ただし、もう少し安定した利益を望むのであれば、ストップ幅を縮めることでドローダウンを抑えることもできる。

これには、ストップ幅分布と利益曲線のバランスを取る必要がある。

まずは、ストップ幅分布を見てみよう。

ストップ幅分布は、一次元のグラフで見る(ここでは折れ線グラフを使用)。

ストップ率の分布

これを見ると、4.5%および16.5%~25%の間でシャープレシオが高い。

これで大体の当たりを付けたら、後は利益曲線の形で選ぶ。

最も浅いストップ幅である4.5%だと、割とシャープ(平らに近い)利益曲線を描く。

浅いストップ幅の利益曲線

16.5%~25%の中間となる19.5%だと、4.5%よりはドローダウンが大きく、でこぼこしているが、ストップ幅分布の幅が広いので、堅牢なストップと見ることもできる。

中間のストップ幅の利益曲線

これらのうち、どれを選ぶかは、あなたの趣味(継続可能なトレード時間とリスク許容度)次第だ。

なお、利益の大きさは、ポジションサイジングでコントロールできるので、単一システムであれば、より安定した利益曲線を選ぶのが賢明とも言える。

反対に、複数システムの合成によりドローダウンは緩和できるので、複数システムを前提とするなら最も大きな利益のものを選ぶことが利に叶っているかも知れない。

どの戦略を選ぶにしても、あなたの「トレード可能な資金量」と「リスク許容度」がキーポイントだ。

一応、私の好みで4.5%を選んでおく。

次回は、ストップ幅を考慮に入れたポジションサイジングの最適化をしてみようと思う。

ではでは(^_^y

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2006/12/24

感謝の気持ち

人生の豊かさを経験する唯一の道は、感謝の気持ちで生きることだ。自分が持っているもの、自分が与えることができるものに感謝するという気持ち。幸福をたしかなものにする最善の方法は、ほかの人が幸せを経験する手助けをすることだ。
人生を変えた贈り物、P19

メリークリスマス!

今年のクリスマスは、とても幸せな気分で迎えられて、実に幸せだ。

...というのも...

今夜はクリスマスプレゼント代わりにクリックもらえると嬉しいな

去年のクリスマスの時期、私はとある事業において、信頼し会えない人間同士の付き合いにほとほと疲れきっていた。

そのときの様子は、mixi日記でも書いたんだけど、それがちょうど1年前のこの時期だった。

クリスマスなのに,心がちっともウキウキしてこない。

こういったら信じられないかも知れないけど、マイペースどころじゃないぐらい、精神的な余裕もなく、トレードに没頭するのは現実逃避以外の何者でもなかった。

完全に人生のバランスが狂っていた。

このままじゃマズいと思った私は、会社に2ヶ月間の休職届を出し、トレードもストップし、全てのビジネス活動を止めた後、人生を変えるための本を5冊持って、前々からの夢だった水上コテージがある南の島に旅立った。

フィリピンの孤島にある、水上コテージのベランダで朝日と海を眺めながら、何日か過ごしたとき、ふと疑問がよぎる。

「この島で生きている人たちは、みんな自分のペースで無理なく長続きすることを楽しみながら生きている...なのに、自分は何を焦って生き急いでいたんだろうか?」

そして、さわやかな朝の海風を浴びながら、ユダヤ人大富豪の教えを早朝に読んでいたとき、それまで一心不乱に突っ走っていた自分が、いつの間にか好きでもないことに一生懸命な「不自由人」であったことに気付く。

親友からプレゼントしてもらったソースに真剣に取り組み始めたのは、この頃からだった。

ソースのセルフスタディキットで自分のワクワクが分かり、そこからの展開はとてもスピーディだった。

休職から復帰する寸前に、自分の馴染みがありワクワクでもあるシステムトレードに最も近い証券システム開発への異動を嘆願し、望み通り配属された。

今もこの仕事を続けているが、本当に毎日がストレスなく楽しいし、人間関係はとても良好。

また、昼間の仕事以上に、システムトレード、ベンチャーキャピタルファンド、未公開株、ビジネスの分野で、非常に恵まれた。

特にシステムトレードでは、自分の想像以上の利益が出たこともさることながら、私自身のアイデンティティでもある「マイペース」が強烈に認められ、周りにマイペースなシステムトレードを望む人達が集まり、1年前とは180度正反対の人生の展開を見せている。

去年のこの時期、私を否定していた人達は、一体どうなったのだろうか?...

聞くところによると、会社をクビになったり、降格させられたりとか、あまりいい噂は聞かないようだが...

少なくとも、私があの後で最も幸せになった人間だと胸を張れる自信があるので、たぶん私はものすごく幸せなんだろう。

何しろ、自分のペースで自分の生きたいように生きられる自由を得たのだから。

その自由はきっと、このブログを見続けてくれたあなた、セミナーや勉強会などのイベントに集まって楽しんでくれたあなた、裏で私の活動やイベントを支持してくれたあなた...そういった応援があってこそ実現されるものなんだと強く感じる。

この場を借りて、この1年を支えてくれたあなたに感謝したい。

また、私が復帰するチャンスをもたらしてくれた相場にも大いに感謝したい。

そして、心配をかけながらも、黙ってついてきてくれた家族に心から感謝したい。

このブログがシステムトレード専門になった今年の6月以降、今回のようなネタはあまり書かなくなったけど、私の心には、昔と変わらず常に応援してくれる人達への強い感謝の気持ちが流れ続けている(もちろん、システムトレードへの限りなき愛情もね)。

セミナーでお会いしたり、コメントをいただいたりすることは、そんな私の気持ちをさらに加速させる。

それで、ガンガン加速しまくった結果、当初10年でリタイヤ可能となるプランがわずか3年になり、今ではあと1~2年のうちにそれが実現するかも知れないというところまで来ているのだから、たった1年あれば人は何でもできるんじゃないかという気持ちになってくる。

こんな気持ちになれたのも、私が持っているものを必要とし、共感してくれ、集まってくれたあなたのおかげなのだ。

自分のワクワクすることをただやっているだけで他人から求められ感謝される...これこそ、まさに「人生の豊かさを受け取る」ということではないだろうか?

だから、私はこれからも、私自身、家族、そしてあなたのために、マイペースにワクワクを追い続けるプロセスに没頭する。

そんな私のワクワクに共感してくれた人達と共に楽しい人生の時間を過ごす。

来年は、より多くの人と一緒にワクワクを追ってみたい。

より多くの人に経済的自由や心理的自由を届けたい。

より多くの人の望む人生を生きる手助けをしたい。

そのためのプランは、すでに始動している。

今年は最高の1年だった。

来年は、その最高の何倍も最高の1年になるんだろうなぁ...

という訳で、来年もよろしく!

...って、まだ今年は何本か記事書く予定なので、気が早いけどね(^_^)

ではでは(^_^y

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2006/12/22

リスクを最小にする

システムの設計は、低リスクを目指すべきである。
魔術師たちの心理学、P69

ネット株の心理学を半年前に読んで以来、トレードはマーケティングとかなり共通点があることに気付いた。

たとえば統計や確率に基づくものであるといった表面的な部分から、深いところでは人間心理を読み解くあたりで共通の考え方やスキルが要求されるなぁと感じている。

トレーディングシステム入門を読んで、ますますその想いは強まった。

データマイニングの結果から有効なシステムを構築する手順や、望む条件にマッチするグループをターゲットにする等、マーケティングと全く変わりないテクニックがたくさん使える。

システムトレードをはじめた当初は、「ビジネスシステム」の考え方や使い方を学ぶためのいい経験になると思っていたんだけど、マーケティングのいい経験にもなることが分かって、私の中でシステムトレードとビジネスの境界がだんだんなくなりつつある。

改めて、システムトレードは本当に素晴らしい。

2年前から私のブログを押し上げ続けてくれた人気blogランキングも素晴らしい(^o^)

今回は、シャープレシオを元にした最適化を行いながら、Excelのグラフ機能オンパレードで最適化の結果を検証してみる。

シャープレシオを元に最適化を行うと、総損益が最も大きく、ドローダウンが最も小さいものを探すことができるので、リスクを最小にしながら利益を求めていくことができる。

このシャープレシオの特性については、こちらで書いているのでどうぞ

まず、出力結果であるAK2をシャープレシオである「=D46」に変更する。

それから、前回やったのと同じように、テーブルの計算を行う

そうすると、短期MA日数16日、長期MA日数14日が最大のシャープレシオ(56.47%)となり、結果的に前回の総損益と同じになった。

では、全体の分布がどのようになっているかをチェックしてみよう。

AK2~BE22を選択し、「挿入(I)」メニューで「グラフ(H)」を選択。

「グラフの種類(C)」のリストを下の方にスクロールしていき、”等高線”をクリック。

「形式(T)」が4種類あるので、左下の平面カラー等高線をクリック。

「完了(F)」ボタンをクリックすれば、シャープレシオの分布図が出る。

シャープレシオの分布図

これの見方なんだけど、横軸が短期MA日数、縦軸が長期MA日数になる。

中心から少し右上のクリーム色になっている箇所が、最大のシャープレシオを含む40%~60%の範囲で、赤紫の箇所がそれより下の20%~40%の範囲、青紫の箇所が最低の0%~20%の範囲となっている。

クリーム色の周辺がいきなり青紫だったりすると、入力が少しブレただけでシャープレシオが急変する神経質な設定ということになるが、今回は周りを赤紫に囲まれているので、それなりに堅牢な結果かも知れない。

20%刻みの範囲だと、いまいちどのぐらい神経質か分からないので、そんなときは3D等高線を出してみるとよりビジュアルに見えて分かりやすい。

それに、10%刻みになるので、より細かなチェックができる。

等高線グラフの白いところで右クリックして、「グラフの種類(Y)」をクリック、「形式(T)」を左上の3Dカラー等高線をクリックして、「OK」ボタンをクリック。

最大のシャープレシオの箇所が飛び出ているはずだ。

シャープレシオの3D分布図

見づらいときは、グラフで右クリックして、「3-D グラフ(V)」を使えば、見る角度を自由に変えることができるので、見やすい角度に調整すること。

3D設定

さて、この3Dで見ても、シャープレシオ最大の箇所を頂点とした山になっているので、それほど神経質ではないことが確認できる。

なので、まぁまぁの設定なんだと思う。

後日、このシステム設定が本当に使い物になるのかはテストされるので、そのときを楽しみに待つとしよう。

ちなみに、総損益の分布は、こんな感じになる。

総損益の分布

3Dだとこんな感じ。

総損益の3D分布

シャープレシオの分布とは結構違うけど、最大の周辺は、似たような感じになっているので、総損益だけ見てもそれなりに堅牢なシステムなんじゃないかな?

こうして、総損益とシャープレシオについて、最適化を行ってみたが、期待値、勝率、損益レシオ、プロフィットファクターなどの出力結果でも最適化を試すことができる。

「最適化されると一体何がよくなるのか?」という意味を考えた上で、いろいろ試してみて欲しい。

ちなみに、私はシャープレシオをメインに最適化を行っている。

次回は、ストップの最適化をやる予定。

ではでは(^_^y

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2006/12/21

最適化

たとえ戦略のもととなる経済の基本が分かっていなくても、マーケットのタイプによって戦略の機能の仕方が変わるということは知っておいてほしい
魔術師たちの投資術、P323

昼間の仕事が落ち着いて間もなく、夜の仕事(笑)がやたらと活発化してきた。

システムトレード関連ビジネス、アメリカの不動産投資、ライセンスビジネスファンド、リーダー育成チームビジネス、SF小説家プロデュースなどなど...

今まで昼間の仕事に没頭していて休んでいたのを一気に取り返すかのような怒涛の勢いでチャンスが舞い込んでくる。

おまけにパソコンも壊れたり、家族が風邪を引いたりで、まさに暇無し状態になってしまった。

せめてお正月は、セミナーDVDでも再作成して、のんびり過ごしたいな...

...って、それも遊びじゃないじゃん。

んー、でも、遊びと仕事の区別が最近は全くついていないから、一緒か(^_^)

ランキングも少しは慌しい感じにならないかな?

今回から何回か続けて、シグナルやストップの最適化をしてみよう。

まずは、最適化に必要となるExcelの「テーブル」の基本的な使い方から。

ある2つの入力パラメータの組み合わせから、組み合わせ数分の出力結果を一気に求めるのに、このテーブルは役立つ。

具体的には、短期と長期の移動平均日数の組み合わせから、総損益の各パターンを出すといった使い方をする。

早速、この例を試してみよう。

テーブルの左上となるAK2に総損益である「=D26」を入れる。

その右方向に長期移動平均日数の入力候補を1~20まで入れ、下方向に短期移動平均日数の入力候補を1~20まで入れる。

右方向は、AL2が「1」、AM2が「2」...という感じで、BE2の「20」まで。

下方向は、AK3が「1」、AK4が「2」...という感じで、AK22の「20」まで。

ちなみに、20までしか入れないのは、今のシステムが移動平均を20日までしか受け付けないため。

最適化実行前のテーブル

次に、AK2からBE22までをドラッグかSHIFTクリックで選択し、「データ(D)」メニューから「テーブル(T)」を選ぶ。

「行の代入セル(R)」に短期移動平均日数である「$D$3」を入力(セルをクリックしてもOK)。

「列の代入セル(C)」に長期移動平均日数である「$D$4」を入力

テーブルのパラメータ入力

それから「OK」ボタンをクリックすると、自動的にテーブルの計算が始まる。

このとき、シートをクリックすると、計算が中段されるので、しばらく放っておこう。

最適化実行後のテーブル

BE22まで計算されたら、この中から最大の総損益となる組み合わせを探す。

BE23に「=MAX(AL3:BE22)」と入れると、最大の総損益の金額が分かるので、Ctrl+Fキーを押して、その金額を検索する。

インパクト21(9944)なら、437500を入力して検索する。

このとき、「検索対象」を”値”に設定するのを忘れずに。

検索

ちなみに、Excelのバージョンによっては、検索ウインドウが異なる。

検索結果によると、最大となる総損益の組み合わせは、短期MA日数が16日、長期MA日数が14日のとき。

おや?短期MAよりも長期MAの方が日数が少ない...

これは、ゴールデンクロスが起こったときに売って、デッドクロスが起こったときに買う、いわゆる「逆張り」のような売買となる。

では、この売買がどんな利益曲線になるか確かめてみよう。

短期MA日数であるD3に「16」、長期MA日数であるD4に「14」を入れる。

このときの利益曲線はこんな感じになる。

最適化後のインパクト21(9944)

うーん、ドローダウンは深いものの、なかなかいい形の利益曲線だね。

こんな感じで、Excel標準の機能を使うだけで簡単に最適化ができる。

いやー、やっぱExcelはすごいよ(^o^)

次回は、総損益以外の出力結果での最適化について検討していく。

ではでは(^_^y

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2006/12/18

比率ストップ

比率によるストップ
仕掛けのときの価格から一定のパーセントだけ押し目をつけたところにストップを入れる場合がある。

魔術師たちの心理学、P315

ガーンッ!!

先週の終わりにデスクトップパソコンのデータが壊れた...

トレード自体は、ノートパソコンでできるからいいけど、これまで作ってきたトレードシステムや編集中のセミナーDVDデータ(もう出荷寸前だったのに...)がバックアップしきれてなくて、幾つか消えてしまった。悲しすぎる(T_T)...

RAID-1でミラーしていたので、ディスクのハード故障にはある程度強いはずなんだけど、「データそのもの」が壊れる今回のようなケースでは、まるで役立たず。

まぁ、起こってしまったことをくよくよしてもしゃーないので、週末に入れ替えをした。

データがなくなったのは悲しいが、いるものと一緒にいらないものもなくなって、終わってみればちょっとスッキリ。

こないだ部屋の掃除をした後、いい話がたくさん来たので、たぶん今回もパソコンがキレイに掃除されて、またいい話が来るかもしれないなぁ...と思うことにしよう。

ランキングも景気よくなるかも知れない(^o^)

今回は、ストップを見直していこう。

現状、金額ベースでストップを設定しているため、銘柄毎にストップがメチャクチャになっている。

その様子は、終値とストップ額をグラフにするとよく分かる。

■インパクト21(9944)

インパクト21(9944)の終値とストップ額のグラフ

■高速(7504)

高速(7504)の終値とストップ額のグラフ

■富士ソフト(9749)

富士ソフト(9749)の終値とストップ額のグラフ

■三菱自動車工業(7211)

三菱自動車工業(7211)の終値とストップ額のグラフ

うーん、9749以外は、ほとんどストップがかかってなくて、ストップの意味がまるでないなぁ...

...という訳で、銘柄の金額に左右されず、もっともお手軽な「比率ストップ」に切り替えてみる。

まず、C5を「ストップ率」に修正し、D5に「10%」を入れる。

ストップ率

次に、ストップ価格(V列)を修正する。

V58を「=IF(L57=1, U58*(1-$D$5), IF(L57=-1, U58*(1+$D$5), ""))」に修正。

この式は、買い(L57=1)のときは最大終値(U58)からD5(ストップ率)を引いた額をストップ額にし、売り(L57=-1)のときは最大終値(U58)からD5(ストップ率)を足した額をストップ額にしている。

これで、終値に対する比率でのストップを実現する。

その後、V58をコピーして、V59~V791にペースト。

これを全システムに対して行うと、利益曲線は以下のようになる。

■インパクト21(9944)

インパクト21(9944)のストップ修正後の利益曲線

■高速(7504)

高速(7504)のストップ修正後の利益曲線

■富士ソフト(9749)

富士ソフト(9749)のストップ修正後の利益曲線

■三菱自動車工業(7211)

三菱自動車工業(7211)のストップ修正後の利益曲線

7211以外は、ストップ修正前より利益が悪くなっているけど、今回のところはストップが有効に働くことを確認するだけの段階で放っておこう。

これで期待値分布以外はシステムがまともに使える状態になったので、次回はシグナルやストップの最適化をしてみよう。

ではでは(^_^y

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2006/12/13

手数料の修正

トレーディングには、絶対にコストがかかる
魔術師たちの心理学、P354

昼間の仕事がほぼ定時で帰れるペースに安定してきた。ふぅ。

昼間の仕事も楽しいけど、システムトレードも含めて、やっぱりプライベートな活動の方が楽しいなぁ(^o^)

しばらく活動が制限されていたからという影響もあるだろうけど、自分で自由に組み立てていける点において、自分の投資/トレード/ビジネスの方が何倍も手応えがあるし、イキイキできる。

これで、フルタイムの昼間の仕事がなくなって、もっとプライベートの時間に使えるようになったら...

いやー、来年がとても楽しみだ(鬼に笑われる?)。

こちらもじょじょに復活かな?

今回もシステムのおかしいところを直していく。

もしかしたら、最初にこれをやっておくべきだったのかも知れないが、今のシステムは手数料からかなり影響を受けているらしい。

試しに、各システムの手数料(D2)を\0にしてみよう。

利益曲線が驚くほど変わるはずだ。

■インパクト21(9944)

インパクト21(9944)の手数料なし利益曲線

■高速(7504)

高速(7504)の手数料なし利益曲線

■富士ソフト(9749)

富士ソフト(9749)の手数料なし利益曲線

■三菱自動車工業(7211)

三菱自動車工業(7211)の手数料なし利益曲線

...まるっきりちゃうやん(^_^u...

という訳で、手数料を見直してみようと思う。

これまでは、手数料を「1枚あたりの手数料」として設定し、枚数の分だけ倍していたが、これは実際の株の手数料体系とはだいぶ違う。

多くの株式証券会社は、1回のトレード金額(のレンジ毎)にいくら、もしくは月額いくらという手数料体系になっているが、ここでは話をシンプルにするため、1回のトレードあたり固定で\3,000とする。

あとは、手数料計算を枚数の分だけ倍にしないように修正すればいい。

各システムで手数料を計算しているのは、ストップ込損益だけなので、ここの式を修正する。

AA58を「=IF(L56=L57, IF(Z58="", "", Z58-$D$2), IF(Z58="", IF(X57=0, "", T58-$D$2), IF(X57=0, Z58-$D$2, T58+Z58-$D$2)))」とすればOK。

それから、AA58をコピーした後、AA59~AA791にペースト。

その後、D2に「3000」を入れる。

手数料がそれほど大きなインパクトになっていないことを確認できるはずだ。

次回は、金額ベースでやっているために銘柄毎にまるでフィットしていないストップを直す予定。

ではでは(^_^y

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2006/12/11

単位枚数の修正

すべての投資が似ているわけではない
魔術師たちの心理学、P372

1週間半か...ずいぶん長いこと、更新していなかったなぁ...

いつも会社の昼休みや空いた時間にこのブログを更新していたんだけど、先々週からココログの編集ページにつながらなくなってしまった(T_T)...

「家で書けばいいんじゃない?」とツッコミが入りそうだけど、残業続きで家に帰っても何もできなかったんだよね(-_-u...

それが今日になって、ようやくココログにつながるようになったので、ひさしぶりに記事いってみよ!

更新していない間も応援してくれてありがとう!

前回の右肩下がりのシステムたちを作ったのが、ずいぶん昔に感じるけど(苦笑)、今回から各銘柄のシステムをまともに使える状態にしていこう。

まずは、単位枚数が各銘柄の「単元」に合っていないので、ポジションサイズが非現実的なずいぶんと融通の利いたものになってしまっているため、これを直そう。

各銘柄の単元は、Yahoo!ファイナンスInfoseekマネー、もしくはあなたがお使いの株式口座の銘柄情報で調べることができる。

各銘柄の単元は、以下の通り。

インパクト21(9944)=100株
高速(7504)=100株
富士ソフト(9749)=100株
三菱自動車工業(7211)=1,000株

これを各銘柄の単位枚数(D13)に入力する。

すると、単元を1単位としたポジションサイズに調整され、半端な枚数での融通の利いたポジションサイジングがされなくなるはず。

当然、利益曲線も相当違う形になる。

特に、高速(7504)以外の銘柄は、単元の金額が資金に対して高いため、ポジションサイズが0枚になり売買されないケースがたくさん出てくる。

いわゆる「資金不足」ってやつだ(^_^u...

ただ、これはポジションサイジングのとても重要な役割で、最低単位枚数(つまり単元のこと)も持てないときは「売買するべきでない」ということを教えてくれる。

たとえば、ポジションサイジングをしていないと、とりあえず単元を持ったり、「資金の限りまで持てるだけ持つ」といったことをついついやってしまうが、このやり方は、売買するときの感情にとても左右されやすく、トレードの一貫性を失いやすい。

結果として、繰り返し検証することが困難となり、リスクの均等化や連敗へのリスク許容度を測り間違える一番の原因ともなる。

私は、システムトレードの中でポジションサイジングの重要度が損益決定の91%を握る理由が、この辺り...つまり「ポジションをどれぐらい持つか?」ということが「心理面」に深く繋がっているところにあると思っている。

ポジションサイジングと心理面の深い繋がりについては、場を改めてじっくり突っ込んでみたいので、また別の機会に。

なお、システムが資金不足にちゃんと対応できていないようなので、ここではとりあえず各システムの資金を200万円ぐらいまで増やすことで、売買できないケースを一時的になくしておく。

合計800万円...やれやれ、トレードとはお金のかかる道楽だな(^_^)

次回も引き続き、システムのおかしいところを直していく。

ではでは(^_^y

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